マイクロソフトは、携帯機器向けプラットフォームの最新版「Windows Mobile 5.0 日本語版」の提供を開始した。ハードウェアメーカーに対して供給され、今後、同プラットフォーム搭載機種が登場する見込み。
「Windows Mobile 5.0 日本語版」は、PDAやスマートフォンなど携帯情報機器向けのプラットフォーム。5月に米国で発表され、今回はその日本語版がリリースされた形になる。新たに、ハードディスクドライブやQWERTYキーボード、USB 2.0に対応し、マルチメディア機能としてWindows Media Player 10を搭載する。また、不揮発性メモリを採用したことで、バッテリーが切れて一定時間経過しても、携帯機器内のデータや設定が消失することがなくなったという。
このほか、Officeソフトの機能向上が図られているほか、法人向け機能として、Exchange Serverと同期し、複数の端末を一括管理できる「Messaging and Security Feature Pack for Windows Mobile(MSFP)」が標準搭載される。