日本レコード協会は、国内向け音楽配信市場の統計データ「有料音楽配信売上実績」を発表した。市場拡大の流れと国際レコード産業連盟が世界規模での統計値を発表していることを受け、今回、初めて公表されている。
「有料音楽配信売上実績」は、インターネットや携帯電話などにおける有料での音楽関連コンテンツの配信実績を示したデータ。今回明らかにされた数値は、2005年上半期のもので、1月~3月の第1四半期および4月~6月の第2四半期のデータも明らかにされている。
上半期全体で見ると、総売上高は141億6,434万4,000円。着信メロディや着うた、着うたフルなど携帯向けコンテンツを含む「モバイル」での売上高は135億9,146万5,000円で、全体の96%を占めている。また、「インターネット・ダウンロード」という項目の売上高は5億3,879万3,000円で、全体の3.8%となった。
四半期ベースで見ると、第1四半期の総売上高は66億4,404万7,000円で、このうち「モバイル」は63億1,645万5,000円(全体の95.1%)となった。第2四半期の総売上高は75億2,029万7,000円で、「モバイル」は72億7,501万円(全体の96.7%)と、好調に推移している。
同協会では今後、四半期ごとに同様の統計値を発表していく予定。
■ URL
プレスリリース
http://www.riaj.or.jp/release/2005/pr050810.html
(関口 聖)
2005/08/11 12:18
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