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総務省、2004年度の国内音声通信の利用動向を公表

 総務省は、2004年度における国内音声通信の利用状況を調査した結果を公開した。公表された数値は速報値とのことだが、固定網から携帯網へ利用が移行している実態が明らかとなっている。

 それによれば、国内の音声サービス全体の通信時間は、前年度比10.3%減となる46億6,200万時間。固定系(発着信ともに固定電話)音声サービスの総通信時間は25.8億時間となっており、発着信ともに移動網、あるいはどちらかが移動網の通信時間は、あわせて20.8億時間になる。同省では、通信時間の利用状況を元に、通信手段が固定電話から携帯電話、音声通話からEメールへ移り変わりつつあると分析している。

 また、総通信回数は前年度比3.0%減の1,260億9,000万回。内訳を見ると、固定→固定は50.6%、移動→移動は29.8%、移動→固定は12.5%、固定→移動が7.0%となっており、同省は移動発通信への移行が進みつつあるとしている。

 これらの通信トラフィックを事業者別で見ると、携帯電話の場合(PHS除く)、通信時間ではNTTドコモが、全体の61.9%となる11億8,600万時間、KDDIなどの他社があわせて全体の38.1%となる7億3,200万時間となった。また、通信回数ではNTTドコモが全体の62.2%となる374億2,000万回、他社が全体の37.8%となる227億6,000万回となった。

 どちらもNTTドコモが6割強のシェアを占めている格好だが、前年度と比べると減少している。



URL
  報道資料
  http://www.soumu.go.jp/s-news/2005/050804_3.html


(関口 聖)
2005/08/04 18:21

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