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CIAJ、番号ポータビリティの利用意向などを調査

 情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)は、「携帯電話の利用実態調査」を実施し、結果を明らかにした。メールやWebの利用動向、音楽プレーヤーの利用実態などが明らかにされているほか、番号ポータビリティについても利用意向を調査している。

 調査は、関東・関西に住む男女600人を対象に行なわれた。期間は3月下旬~4月で、アンケートは郵送で実施された。

 メールやWebサイトの利用については、メールを利用したことがある人は98.3%となり、全世代でメールの利用経験が進んでいる結果となった。1カ月あたりの利用料金は全体平均が8,682円となり、2000年度の調査からは減少する結果となったが、ゲームや着信メロディなどのコンテンツへ支払う料金は55.1%が増加したと回答した。

 ポータブル音楽プレーヤーとしての利用は、20.3%が利用していると回答。年代別では10代が他の年代よりも高い結果となった。また、音楽のダウンロードなどについて(複数回答)は、「携帯電話でダウンロードして聞きたい」が33.1%、「CD等から移し替えて聞きたい」が26.4%、「パソコン等から移し替えて聞きたい」が18.9%となり、多様な形態が望まれていることが明らかになった。

 番号ポータビリティについては、「無料なら利用する」(53.8%)、「変更時に1,000円~2,000円の費用がかかっても利用する」(12.6%)、「変更時に2,000円~3,000円の費用がかかっても利用する」(5.7%)、「変更時に3,000円以上の費用がかかっても利用する」(1.3%)、「利用しない」(26.6%)という結果になった。

 番号ポータビリティに関連し、キャリアを変更する際に気になること、不安になることについての質問では、「メールアドレスを変更しなければいけなくなるかどうか」が71.5%と高い関心を集めた。キャリア変更の際に重視する点は、「料金サービス」が44.3%と最も高く、次いで「利用できるサービスの内容」(30.7%)、「家族や親しい友人を一緒」(11.7%)と続いた。番号ポータビリティで移りたいキャリアについては、「au」が51.8%で最も高く、「NTTドコモ」が32.5%、「ボーダフォン」が14.9%となった。



URL
  情報通信ネットワーク産業協会
  http://www.ciaj.or.jp/


(太田 亮三)
2005/07/27 20:37

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