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左から、ガンホー 代表取締役会長の孫 泰蔵氏、同取締役社長の森下 一喜氏、ジー・モード 代表取締役社長の宮路 武氏、同代表取締役副社長の石原 義彦氏
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ガンホー 代表取締役社長の森下 一喜氏
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ジー・モード 代表取締役社長の宮路 武氏
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ガンホー・オンライン・エンターテイメント(ガンホー)とジー・モードは、21日に発表された業務・資本提携について都内で説明会を開催した。両社が提携に至った背景や、共同事業の戦略について概要が説明された。
ガンホーは、「ラグナロクオンライン」を中心としたパソコン向けのオンラインゲーム事業を展開している。現在「ガンホー会員」数は100万人を突破し、運営中のオンラインゲームも6タイトルを数える。一方のジー・モードは、携帯電話向けコンテンツプロバイダーとして既に5年の実績を持ち、iモード、EZweb、ボーダフォンライブ!向けに多数のゲームを配信している。
共同事業として新たにオンラインゲームポータル事業が明らかにされているが、説明会ではガンホーのオンラインゲームと携帯電話向けゲームの連携や、新たに麻雀、ポーカーなどのミニゲームを配信していく意向が明らかにされた。また、ポータルサイトは携帯電話からもアクセスできるものになる予定という。しかし、具体的な内容や開始時期などは明らかにされず、詳細は改めて発表するとした。
説明会では両社の社長が出席し、各社の戦略と共同事業の戦略を解説した。まず登壇したガンホー 代表取締役社長の森下 一喜氏は、両社の提携を「ナンバーワン同士の理想的な提携」と述べ、「オンラインゲームとケータイゲームが融合することで新たな価値を創造できる」とした。「ジー・モードの戦略と一致した点がある」とした同氏は「お互いが補完し合って会員母数を極大化できる」と述べ、提携の効果を強調した。
共同の新事業であるオンラインゲームポータル事業については、「ラグナロクオンラインを中心に、RPGもあれば麻雀やポーカーなどミニゲーム、コミュニティもあるもの」としたほか、「核心はユーザーが滞在する時間、ステイタイムにある。サイトに滞在し、他に行かなくても済むような総合エンターテイメントを目指す。提携で、1+1が5や10、100となるような桁違いの事業規模になっていくだろう」と提携の効果に自信を見せた。また、帰属性の強いオンラインRPGやコミュニティにより「ライトユーザーを取り込めるのではないか」とした。
ジー・モード 代表取締役社長の宮路 武氏は、「携帯向けに独自に創り上げてきたカジュアルエンターテインメントを広めていきたい。我々は携帯電話で利用されている隙間の時間を得意としている。これをパソコンの世界に繋げれば、5~10分の時間もポータルのステイタイムにできる」と述べ、携帯電話向け事業で養ってきた技術をポータル事業に結びつける方針を明らかにした。同氏は「ガンホーとジー・モードで重なる部分が少なく、コラボレーションの効果は大きい。両社のユーザー層はあまり重なっていないが、接点となるのがパソコン向けのカジュアルゲームになる」と述べ、提携の効果や今後の方針を明らかにした。
また、ガンホー 代表取締役会長の孫 泰蔵氏は、今回の提携を「デジタルコンバージェンスで何ができるのかを、いちはやく示していこうというもの」とし、「共同の新事業は、年内には具体的に発表できるだろう」と述べた。
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新事業の一端が明らかに
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ステイタイムがページビューにかわるとした
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■ URL
ガンホー・オンライン・エンターテイメント
http://www.gungho.jp/
ジー・モード
http://www.g-mode.co.jp/
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・ ガンホーがジー・モードに約38億円出資へ、合弁会社も設立
(太田 亮三)
2005/07/25 19:24
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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