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NTTドコモは、iモードの契約数が3月4日に2000万契約を突破したと発表した。1999年2月22日のサービス開始から約2年で達成したことになる。
同社ではサービス開始当初、「初年度200~300万人、3年で1000万人」を目標に掲げていたが、利用者数はこれをはるかに上回るペースで増加し、昨年の8月にはすでに1000万人を超えていた。同社の携帯電話の契約数全体に占める割合もすでに5割を超えている。
一方、ユーザーが増え、サービスが強化されるとともに、端末の構造も複雑化しており、同社が昨年秋以降に発売したほとんど全てのiモード対応端末に不具合が見つかり、回収扱いになっている。今年に入って発売されたiアプリ対応のP503iについても販売開始直後に電話帳のデータ等が消える不具合が発見され、販売停止となり、5日よりようやく販売が再開された。
こうした不具合が発見されて交換扱いになった際、電話帳のデータは引き継がれるが、料金を支払ってダウンロードした着信メロディや画像、iアプリなどのデータは消えてしまう。ユーザーからは、こうした状況に対する不満の声も聞こえるようになっている。なお、P503iのユーザー宛に送られたダイレクトメールには、お詫びとして500円の図書券が同封されている。
また、3月4日の15時37分から19時11分にかけて、関東甲信越でiモードメールの送受信ができなくなるトラブルが発生し、約87万人のユーザーが影響を受けた。原因はiモードセンターのハードウェア故障で、現在はすでに復旧している。
ドコモでは、こうした端末の不具合やネットワークトラブルについて、「利用者のみなさまに対しては、本当に申し訳ないの一言。今後はこうした不手際のないように努めたい」としている。
なお、3月3日にはiアプリ対応の新端末N503iの販売が開始されている。
■ URL
ニュースリリース(NTTドコモ)
http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/01/whatnew0305.html
3月4日のネットワークトラブルについて(NTTドコモ)
http://www.nttdocomo.co.jp/info_up/index.html
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(湯野 康隆)
2001/03/05 13:27
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