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NTTドコモは、ハギワラシスコムと協力して、FOMA用のコンパクトフラッシュ（CF）スロットとUSBポートを備えた組込用途向け「FOMA AVユニット」の開発を発表した。8月中に評価用ボードがリリースされ、今秋にハギワラシスコムから本格的に販売される見込み。 今回開発された「FOMA AVユニット」は、カメラなどを備えた機器に組み込むことで、FOMAのネットワーク経由で遠隔監視機能や遠隔操作機能などを実現できるというもの。大きさは約85×57×12mm（幅×奥行×高）で、重さは約32g。名刺大のサイズで、FOMA端末との接続用インターフェイスとして、CFスロットとUSBポートを備える。また、SDカードスロットやオーディオ/ビデオ入出力端子、マイク端子なども搭載されており、家庭用ロボットやカメラなどへの組込用途として提供される。両社では、テムザック三洋、ソニー、AOSテクノロジーズの3社に対して、「FOMA AVユニット」を利用した試作品の開発を依頼しているという。 同ユニットには、FOMAのテレビ電話機能を利用するための映像・音声の処理機能と通信制御機能が備わっている。また、外出時に同ユニット内蔵の機器にアクセスした場合、機器に備え付けられたセンサーで確認された室内の温度などの情報が手持ちにFOMA端末の画面上に表示される「スーパーインポーズ機能」も搭載されている。 価格は未定だが、ドコモによれば「10,000円程度になるのではないか」とのこと。また、ハギワラシスコムでは「当社自体が同ユニットを利用した製品展開を行なうというよりも、各分野でアドバンテージを持つ企業に利用してもらい、幅広い製品が展開されることを期待している」とコメントしている。
■ ＵＲＬ ニュースリリース http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/05/whatnew0712c.html ■ 関連記事 ・ ドコモ、FOMA対応の多目的遠隔操作コントローラーを開発 （関口 聖） 2005/07/12 17:03 | ||||||
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