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左が「コクヨ どこライン」専用の端末
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コクヨは、コアシステムズが開発した位置確認や緊急通報を行なう端末を利用した防犯ツール「コクヨ どこライン」のサービスを7月11日より開始する。当初は東京都と広島県で販売が開始され、順次全国に拡大する予定。学校や介護施設、医療機関向けに販売される予定で、個人向けには希望に応じて個別販売が予定されている。
今回開始される「コクヨ どこライン」は、GPS機能を内蔵した小型の端末が、あらかじめ設定した範囲の外に出ると緊急通報として保護者などにメールを送信するというもの。地域FM局にも位置情報などが送信され、保護者からの要請があればラジオなどを通じて地域のコミュニティに保護を呼びかけるといったサービスが提供される。
小型のGPS端末はNTTドコモの「DoPa」とGPS機能を利用しており、行動範囲は半径300m~5kmまで設定可能。携帯電話やパソコンから位置情報を確認できるほか、あらかじめ設定した範囲の外に出るとメールで緊急通報を送信する。メールの送信先は地域FM局のサポートセンターのほかに最大3カ所まで任意に設定可能で、携帯電話はiモード、EZweb、ボーダフォンライブ!に対応。メールに記載されたURLにアクセスすると現在の位置を記した地図が表示される。端末には「電源」「通知」「緊急」の3つのボタンが用意されており、「緊急」ボタンは防犯ベルの機能も備えている。
緊急通報の送信先としてサポートセンターを開設する地域FM局は、エフエムふくやま(広島県福山市)から開始され、日本コミュニティ放送協会加盟の各局とタイアップして順次全国に拡大予定としている。また、タクシー会社や近隣住民など、緊急連絡先の拡充も行なわれる予定。
端末1台あたりの価格は29,400円。初回の登録料が5,000円、毎月の利用料が1,500円で、位置確認・緊急通報が1回あたり30円。
■ URL
ニュースリリース
http://www.kokuyo.co.jp/press/news/20050624-422.html
(太田 亮三)
2005/06/27 14:07
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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