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　ドワンゴは今冬にNTTドコモの次世代iモード端末が発売されるのと同時に、Java対応ゲーム「サムライ ロマネスク」の提供を開始すると発表した。具体的な時期・料金体系は発表されていないが、ドワンゴのiモード向けゲームサイト「ドワンゴかもね」内で提供される予定。

　次世代のiモード端末には、Javaによるプログラムをネットワークからダウンロードし、それを端末上で実行する機能が追加される。サムライ ロマネスクはその機能を利用したもので、ネットワークに接続していない状態でもある程度ゲームを行なえるほか、何度も使うデータを端末上に蓄えて通信費の節約も行なえるという。

　サムライ ロマネスクは最大50万人のプレーヤーが同時に参加できるリアルタイム大規模マルチプレーヤーゲームとなっている。

　プレーヤー１人１人が武士となり、足軽や将軍として合戦に参加したり、ほかのプレーヤーと野試合やチャットをすることも可能。Javaを利用することで、ネットワークに接続できない環境でゲームを行なえるほか、サーバー上に蓄積したプレーヤーデータ同士を闘わせる対戦方式ではなく、リアルタイムでサーバーに接続するプレーヤー同士が、携帯電話のキーにコマンドを入力することで決闘するようなリアルタイム対戦もできる。

　なお、Javaに対応していない現状の端末のユーザーには、簡単なマネーゲームの「町人モード」が用意される。町人モードで稼いだお金は、Java対応のゲームモードに移行することができる。

　ドワンゴは同ゲームのデモを、コンピュータエンタテインメントソフトウェア協会（CESA）が主催する開発者向け会議「CEDEC 2000」と東京ゲームショウ2000秋で行なう。CEDEC 2000では21日13時半からのドワンゴによるセミナー「ネットワークゲーム最前線」内で、東京ゲームショウ2000秋では22日（ビジネスデー）午後と24日午前にNTTドコモのブースステージ上にてデモが行なわれる。ただし、東京ゲームショウ2000秋ではネットワークに接続してない状態でのデモとなる予定。