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NTTドコモは、FOMA 901iSシリーズに対応した技術情報を公開した。DoJaのバージョンなどに変更はないが、新たにPDFコンテンツに関する情報が追加されている。
901iSシリーズでは、従来の901iシリーズに加えて、新たにPDFコンテンツ閲覧機能が追加されている。これに伴い、同社の技術情報にもPDFコンテンツの作成ガイドラインなどが掲載されている。
901iS向けPDFコンテンツの作成方法として、ドコモでは基本的にAdobe製品の利用を推奨している。iモード向けPDFは、PDFバージョン1.4対応で、最大表示可能サイズは2MB。スクロールや拡大縮小、URL設定機能など、従来のPDFでサポートされていた仕様に加えて、iモード専用の仕様として、任意の拡大率で表示場所を記憶しつつ、任意の場所に目印を表示できる「iモードしおり機能」が用意されているほか、端末外部への転送を禁止できる「再配布不可識別子」が設定可能。また、リンク設定のうち、「phone to」に限っては、「Adobe GoLive CS2」で設定した場合のみ、iモード端末で閲覧できるという。
このほか、端末内にダウンロード、あるいは外部メモリカードなどで転送したPDFファイルはキャプチャーできるようになっている。キャプチャー画像は、端末内でのみ利用可能で、メールに添付したり外部メモリカードに保存したりすることはできない。また、PDFコンテンツ側のセキュリティ設定で、画像キャプチャーによるコピーを禁止することもできる。
このほか同社の技術資料では、PDFファイルのサイズ軽減や動作を軽快にするヒントなども掲載されている。同社では近日中に、パソコン上でコンテンツ表示を確認できるPDF対応の「iモードHTMLシミュレータII」と、iモード向けPDFの固有機能を設定できるツール「PDFTool for i-mode」の配布を開始する予定。
■ URL
作ろうiモードコンテンツ(NTTドコモ)
http://www.nttdocomo.co.jp/p_s/imode/make/
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(関口 聖)
2005/06/07 16:53
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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