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同社が開発したLSIは、１チップで最大２系統のMPEG-4圧縮、４系統のMPEG-4再生を同時に行なえるというもの。複数の圧縮・再生処理を同時に行なえるLSIはこれが初めてとなる。これを携帯電話などに搭載することで、カメラからの映像を圧縮しつつ、他の端末から送信されてきた映像を同時に表示することが可能となり、複数を相手としたテレビ電話も可能となる。 同チップでは、コアプロファイルと呼ばれる四角以外の形状のMPEG-4動画の再生にも対応しており、背景となる動画の上にアニメーションするキャラクターなどを配置することもできる。また、DRAMやビデオインターフェイス回路なども同一のチップに収めることなどにより、１系統の圧縮伸張処理に必要な消費電力が、従来の８分の１に当たる50mWにまで減らされている。このほか、独自のノイズ軽減機能やエラー回復機能も搭載する。 同社では、１チップというコンパクトさと省電力性から、携帯電話などに搭載され、テレビ電話や動画配信サービスに利用されることを見込んでいる。具体的な製品の提供時期や形態についてはまだ明らかにされていないが、ドコモのFOMA端末への搭載も考えられているという。 ■ ＵＲＬ 松下電器産業のホームページ http://www.matsushita.co.jp/ （白根 雅彦） 2001/02/06 17:52 | ||||||
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