技術推進団体CDG(CDMA Development Group)は全世界のCDMA方式電話のユーザーがこの1年で2倍に成長したと発表した。
CDMA方式の電話は現在、cdmaOneという名前で、日本をはじめ、香港、韓国、南北アメリカなどで使用されている。昨年の3月時点で全世界におけるCDMA方式電話のユーザーは2851万人であったが、1年後の今年3月には5728万人とほぼ倍増した。
CDGではワイヤレスインターネットへのニーズの高まりと次世代携帯電話の登場に伴い、CDMAのユーザーが増加していくと見込んでいる。現在のところ、日本においてCDMA方式の携帯電話はDDIセルラーとIDOのcdmaOneのみであるが、NTTドコモ、J-フォンがともに次世代携帯電話にCDMA方式の「DS-CDMA(W-CDMA)」を、DDIセルラーとIDOは「MC-CDMA(cdma2000)」を採用することから、日本国内でもCDMA方式の携帯電話が広く普及すると見られている。
1999年3月と2000年3月における世界各地域でのCDMA方式携帯電話加入者数は下表のとおり。なお、日本では今年4月にDDIセルラーとIDOのcdmaOne方式携帯電話の累計が500万人を突破している。
加入者数 | 1999年3月 | 2000年3月 |
アジア・太平洋地区 | 18,000,000 | 31,700,000 | 76%増 |
北米 | 8,800,000 | 18,500,000 | 110%増 |
中南米 | 1,550,000 | 6,520,000 | 320%増 |
欧州・中東・アフリカ | 165,000 | 565,000 | 242%増 |
合計 | 28,515,000 | 57,285,000 | 101%増 |
■ URL
CDGのホームページ
http://www.cdg.org
(白根 雅彦)
2000/05/16 14:56
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