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トミーとタカラが合併、インデックスとの合弁会社設立へ

インデックスの落合 正美氏(左)、トミーの富山 幹太郎氏(中央)タカラの佐藤 慶太氏(右)
 トミーとタカラは、2006年3月1日を目処に合併し、新会社設立に向けて基本合意に達した。また、インデックスとの戦略的な合弁会社の設立についても合わせて合意。13日夜、緊急記者会見が開催された。

 トミーとタカラは、新会社「株式会社タカラトミー」を設立する。なお、英文表記は「TOMY COMPANY,LTD」となり、海外での「TAKARA」の商号はなくなる。新会社の代表取締役社長には、トミーの富山 幹太郎氏が就き、現タカラ取締役会長の佐藤 慶太氏は代表取締役副社長となる。なお、インデックスの代表取締役社長 落合 正美氏は取締役となる。また、新会社の筆頭株主は、インデックスおよびトミーの持株会社グループとなる。

 両社は、13日の基本合意に伴って、7月上旬に合併契約を締結するとともに、タカラは第三者割当増資を行ない、インデックスらが6,224万2,000株(発行価格総額:97億900万円)を引き受ける。合併の前提条件として、この第三者割当増資が完了する必要がある。新会社の合併比率は、トミー1に対し、タカラ0.178。

 なお、合併に先駆けて、トミー、タカラ、インデックスの3社は、戦略的事業会社「タカラトミーネットワークス(T2ネットワークス)」(仮称)を9月1日(予定)に設立する。

 同社では、タカラトミーが保有するコンテンツ資産を、携帯電話やテレビ、ネットなどのコンテンツビジネスやコマース事業などに展開する。トミカ、プラレール、ゾイド、ポケモン、ディズニー、トーマス、チョロQ、リカちゃんといった権利は、タカラトミーが保有する。資本金は10億円(予定)。出資比率は最終的に、インデックス50%、タカラトミー50%となり、インデックスの連結子会社となる。

 会見でインデックスの代表取締役会長の落合 正美氏は、「モバイル事業にとって、いかに有益なコンテンツを持つかが重要。まずは、我々が得意なモバイルやブローバンドでコンテンツ資産を使う」とした。

 インデックスは今年4月、コナミよりタカラの株式20%強を取得し、業務・資本提携を行なった。会見の席でトミーの富山氏、タカラの佐藤氏の両経営陣は、合併の基本合意に至った背景にインデックスの存在が重要だったとした。トミーが創業80年、タカラが50年と、共に日本を代表する玩具メーカーの両社は、同業種ながらバッティングする分野が少なく、これまでも幾度となく業務提携の話が浮上しては消えていたという。これにインデックスが加わったことで、両社がこれまで弱かった映像ビジネスやライセンスビジネスを強化したい考えだ。富山氏は「バンダイネットワーク、バンダイビジュアルに負けない会社にしたい」と抱負を語った。



URL
  ニュースリリース(トミー、PDF形式)
  http://www.tomy.co.jp/press_release/press/may13_2005.pdf

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(津田 啓夢)
2005/05/13 23:03

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