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iモードのオンラインショッピング利用額、平均は月1845円

 情報通信総合研究所は、2000年7月18日から7月31日までの2週間、同社が運営するマーケティングサイト「MIN(Marketing Interactive Network)」のiモード版サイトにおいて、「第2回 iモード・ユーザ・アンケート調査」を実施した。

 なお、このアンケート調査はiモードサイト上で行なわれており、調査対象者はすでにiモードでWebページを閲覧することに慣れていると考えられる。iモード対応の携帯電話を利用するユーザーの全体像を示す調査ではないことに留意する必要があるだろう。回答者数は3698名で、全体の6割近くを20代のユーザーが占めており、全体の平均年齢は26.35歳。男女比ではやや男性の方が多く、職業は「会社員」が最も多いという状況下での調査結果となっている。

 同調査によれば、着信メロディーや待受画像などの有料配信サービスを含めたiモード上のオンライン・ショッピング経験者は、46.4%。このうち、購入商品で最も高い割合を占めるのが「有料着メロ・音楽」で、66.8%。次いで「有料画像・動画」が38.9%、「有料情報」が37.2%、「有料ゲーム」が33.2%(複数回答による割合)。オンライン・ショッピングの月平均利用額は1845円で、その決済手段に関しておよそ8割が「月額利用料金に合算」という方法を取っている。

 通話とiモード機能の利用時間比率に関しては、「メール」の利用が42%で最も多く、次いで「通話」が34%、「Webの閲覧」が24%の割合となっており、30代までは「メール」、40代以上は「通話」が中心、という結果となった。

 1日の通話回数とメールの送受信数に関しては、1日の通話回数は男性が平均4.15回、女性が3.11回で、男性の方が通話回数が多く、年代別では30代が最も多い。1日のメール送受信数は男性が8.83通、女性が9.35通で、女性の方が送受信数が多く、年代が低いほど回数が多い。また、主な利用場所に関して、通話の場合は10~20代前半が「自宅中心」、20代後半以上が「外出先中心」となり、メールの場合は全体で「自宅中心」となるが、年代が低くなるにつれ自宅での利用頻度が高くなる。

 iモードの購入理由に関しては、「メールができる」という回答が84.8%、「携帯電話として」が72.4%(複数回答による割合)。また、iモードの購入時期が古く、利用期間が長いほどオンライン・ショッピング経験が多い。

 同調査のiモードユーザーの、パソコンでのインターネット利用率は約4割となっている。

 同社はこの調査レポートの詳細版を、10月5日からPC向けのサイト「MIN」において2万8000円でダウンロード販売する。



URL
  情報通信総合研究所 調査結果レポート
  http://www.icr.co.jp/info/press/press20000926.html
  MIN(PC向け)
  http://www.commerce.or.jp/


(松下 麻利)
2000/09/28 22:03

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