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パイオニア、Bluetoothユニット対応の新型カーナビ

最上位機種となるAVIC-ZH990MD
 パイオニアは、従来機種の機能を強化し、新たな特徴も備えた新型カーナビゲーションシステム「カロッツェリア HDDサイバーナビ」4機種を発表した。5月下旬より順次発売され、価格は最上位モデルの「AVIC-ZH990MD」で367,500円。

 新型「サイバーナビ」は、地図などのコンテンツを格納したハードディスクドライブ(HDD)を内蔵したカーナビゲーションシステム。昨年発表したモデルでは、HDDとCPUがセットになった「ブレインユニット」をナビゲーションシステムから取り外せるようになっていたが、新モデルでも同機構を採用。パソコンとの親和性が高められ、ブレインユニットを家庭内に持ち込み、パソコンに専用無償ソフト「ナビスタジオ」を同社Webサイトからダウンロードすれば、音楽データ(MP3/WMA)を一括転送できたり、インクリメントPの地図ソフト「MapFan.net」と併用して、ネット上で見つけた飲食店や観光地などの位置情報を登録してドライブプランの作成に役立てられるようになっている。

 ラインアップは、7.0型タッチパネル液晶とDVD/CD/MD、音楽データの再生に対応した「AVIC-ZH990MD」、MD再生は対応していないものの、「AVIC-ZH990MD」とほぼ同等の機能を持つ「AVIC-ZH990」、7.0型タッチパネル液晶とDVD/CD、音楽データ再生機能をサポートする「AVIC-XH990」、ディスプレイ無しの「AVIC-H990」の4機種。


ディスプレイ無しのAVIC-H990 音楽データを転送できる「ナビスタジオ」

CDMA 1X WIN用ケーブル(CD-H16)
 携帯電話と接続できるオプション品として、CDMA 1X WIN用ケーブルが5月下旬に、Bluetoothユニットが7月下旬に発売される。価格は、CDMA 1X WIN用ケーブルが5,250円、Bluetoothユニットが15,750円。Bluetoothユニットは、HandsfreeやDial-Upといったプロファイルをサポートしており、携帯電話と接続して車内のスピーカーとマイクでハンズフリー通話できるほか、電話帳データの転送やデータ通信も可能となっている。

 データ通信を活かした機能として、VICS情報を取得できる「オンデマンドVICS」が利用できる。同機能では、FMやビーコンでVICS情報が取得できなくても、携帯電話やCF型データ通信カードのネットワークを利用して、渋滞情報を取得できる。

 カーナビ機能としては、「時間優先」「距離優先」「料金節約」「幹線優先」「学習優先」という5つのパラメーターにあわせたルート探索をしてくれる「ルートイコライザー」が新たに搭載されたほか、「渋滞予測」機能では、渋滞が発生しやすい3連休を基準に追加され、精度向上が図られている。


Bluetoothユニット(ND-BT1) 本体とケーブルで接続する

通信関連のインターフェイス
 このほか、ブレインユニットを家庭内に持ち込んでブロードバンド回線経由でのバージョンアップ機能も用意される。これまでバージョンアップするには、同社にいったん製品を預ける必要があり、手元に戻ってくるまで1週間ほどかかったとのことだが、通信経由であれば、スループットが2Mbps~4Mbpsという状態で、約10時間程度かかるとのこと。なお、バージョンアップの料金は、持ち込んで預ける場合で21,000円、通信経由で16,800円。

 昨年リリースされたモデルについても9月中旬頃にバージョンアップが予定されており、適用すればブロードバンド回線経由でのバージョンアップ機能や、オプション品のBluetoothユニットが利用できるようになる。

 カーテレマティクスにおいては、トヨタ自動車が「G-BOOK」で通信モジュールを内蔵したり、日産自動車が通信を利用した有人サービスを提供したりするなど、通信との融合を目指した動きが加速している。

 パイオニアでは、そういった自動車メーカーにもカーナビゲーションシステムをOEM供給しているが、同社がカーナビ専用品として展開する「カロッツェリア」シリーズに対しては、モーバイルエンターテイメントカンパニー事業企画部長の黒崎 正謙氏は「携帯電話もさまざまな機種が登場しており、通信モジュールを内蔵させる必要性が薄れてきたと感じている。一方、有人サービスはユーザーから評価されていると受け止めており、前向きに検討している」とコメントしている。



URL
  ニュースリリース
  http://www.pioneer.co.jp/press/release485-j.html

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(関口 聖)
2005/05/11 13:42

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