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【 2009/06/26 】
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ドコモ、ビジネスユーザー向けのモトローラ製FOMA「M1000」
M1000
NTTドコモは、W-CDMAおよびGSM/GPRS方式対応のモトローラ製FOMA端末「M1000」を開発した。ボーナス商戦期に発売される予定。
「M1000」は、W-CDMA、GSM/GPRS方式対応のモトローラ製FOMA端末。W-CDMA方式は2GHz帯がサポートされ、GSM/GPRS方式は900/1800/1900MHz帯となる。なお、通常のFOMA端末とは異なり、iモードサービスには対応せず、iモード向けWebサイトおよびiモードメール、iモーション、キャラ電などは利用できないことになる。また、定額オプション「パケ・ホーダイ」も適用対象外となる。ただし、SMSやテレビ電話は利用できる。
ドコモでは、M1000をFOMAの新展開として、コンシューマー市場および法人市場に訴求していきたい考えだ。ターゲット層を「30~40代のITリテラシーの高い層」としており、ビジネスコンシューマー向けに展開される。また、通常のFOMA端末と同様に、ドコモショップや量販店で購入可能となる予定。価格はオープンプライスとなるが、PDA端末程度の店頭価格が予想される。
【お詫びと訂正】
初出時、ドコモ広報部より、W-CDMA方式の800MHzに対応しているとコメントをいただきましたが、その後の取材で、800MHz帯には対応していないことが判明しました。お詫びして訂正いたします。
スタイラスはボディ下部の右端に収納
トップ画面
側面部。電源スイッチ、キーロックのほか、両側面に3Dステレオスピーカーを搭載
反対側の側面
端末上部。端にストラップホールがある
背面部には131万画素カメラ。下部には充電池、SIMカード、TransFlashカードが搭載されている
外部接続端子は既存のFOMA端末と同じ形状
一般的なPDAよりも小さく、現在のFOMA端末よりは大きい
充電台は大型だが、設置しながら使いやすいように、角度が変更できる
端末OSは、Symbian OS 7.0で、フラッシュメモリを搭載。19MBのユーザーエリアが用意されるほか、TransFlashカードスロットを装備。パッケージには32MBタイプのTransFlashカードが付属する予定。搭載CPUについては明らかにされていない。
また、端末背面に有効画素数131万画素のCMOSカメラ、ディスプレイ上部に有効画素数31万画素のCMOSカメラをそれぞれ装備する。ディスプレイは、約2.9インチ、208×320ドット、65,536色表示、タッチパネル式の透過反射型TFT液晶となる。ボディ下部の角に2段階で伸縮するスタイラスが収納されている。
数字キーは搭載されておらず、ソフトウェアキーで操作する。QWERTY配列、手書き入力(ひらがな、カタカナ、漢字、英数字など)のほか、携帯打ち、ツータッチなどで文字入力できる。なお、電話をかける際に、ディスプレイ上の数字キーをタッチすると画面が振動し、ソフトウェアキーでもキー入力した感覚がつかみやすくなっている。国語(42,000語)、英和(65,000語)、和英(36,000語)の電子辞書機能も用意される。
メールの受信はPOPおよびIMAPに対応し、パソコン向けの複数のメールアドレスを利用できる。選択受信対応で、ヘッダだけを先に受信したり、冒頭の数行のみを受信するといった詳細な設定が行なえる。添付ファイルにも対応し、WordやExcel、PowerPoint、PDFなどのオフィス文書も閲覧できる。ZIP形式で圧縮されたファイルも展開可能で、FOMAユーザー向けのインターネット接続サービス「mopera U」を利用すれば、サーバーがメールを受けると、FOMA網を使ってSMSでメール受信通知がPUSH配信される。
また、パソコン向けWebサイトが閲覧できるタブ型フルブラウザ「Opera 7.5」も搭載される。JavaScriptやFlashにも対応する。タテ・ヨコ切り替え機能を搭載し、横向きで利用すれば、よりパソコン向けWebサイトに近い形で閲覧できる。画面の拡大縮小のほか、情報が画面に収まりやすいようにスペースを削除して表示するフィット表示モードも利用可能となっている。
さらに、IEEE802.11b準拠の無線LAN機能もサポート。公衆無線LANサービスや、自宅の無線LAN環境でより高速なデータ通信が可能。利用シーンによって無線LANやW-CDMAに通信環境を切り替え可能で、例えば、無線LANエリア内に入ると、メール全文を自動受信することなどが可能。こうした機能を利用することで、パケット通信料を抑えて利用できるという。このほかBluetooth 1.1にも対応し、GAP/GOEP/OP/SPP/DUN/HSP/SDAP/HFPの各プロファイルをサポートする。
M1000は、N900iGと同様にGSM/GPRS方式に対応したことで、海外でも端末が利用可能。音声通話やテレビ電話、データ通信、SMSのほか、ドコモの公衆無線LANサービスとローミングするiPassなどの海外無線LANサービスもサポートする。
また、オープンなプラットフォームを採用したことで、C++やJava(MIDP2.0)など、ユーザーが自由にアプリケーションを作成できる環境となっている。時期は未定だが、ドコモでは、法人・個人を問わずに開発キットを無償配布する方針だ。開発したアプリケーションに制限は設けられず、自由に公開およびダウンロードして利用できるようになるという。
ドコモ側ではM1000の活用サイトを設置し、遠隔ロックアプリや、無線LAN設定ソフトなどの各ソフトを提供する予定。ドコモが用意する一定の基準を満たせば、個人の開発したアプリケーションでも推奨ソフトとして紹介していくとしている。
なお、こうした環境のために、セキュリティ対策として、マカフィー製のウィルス対策ソフト「セキュリティスキャンLight」がプリセットされる。ユーザーが手動で定義ファイルを更新しなければならないが、パケット通信料無料で定義ファイルを最新の状態にしておける。このほか、USB2.0に対応し、メールやスケジュール、アドレス帳などをOutlookと同期するソフトなども利用可能。IPsecのVPNもサポートされる。
通話モード。数字キーに指で触れるとディスプレイが振動する
文字入力画面
手書き入力にも対応し、予測変換機能も用意される
メール添付されたオフィス文書も閲覧できる
Excelを閲覧。拡大縮小して表示できる
こちらはPowerPoint。拡大表示すると、下部に現在表示している部分がサムネイル表示される
タブ型フルブラウザを搭載
ディスプレイ上部のキーで横位置表示に切り替えられる
ブックマーク機能も用意される
大きさは117×59.5×21.5mmで、重さは約168g。ボディカラーはBlackSilver×DarkSilverの1色。W-CDMA時の待受時間(移動時)は約110時間(静止時約200時間)で、音声通話時間約120分、テレビ電話通話時間は約80分。
発表会では、開発中の端末が公開された。プリセットされるアプリなどは決定されていないものの、Windows Media Playerでの動画再生のデモンストレーションも行なわれた。音楽ファイルも1曲丸ごと再生可能だが、著作権処理が不透明なため公式にはアナウンスされない見通し。
また、会場説明員によれば、メッセンジャーアプリなど、ネットワークを使ったさまざまなアプリが開発可能だが、無線LANエリアでのIP電話としての利用について、不可能ではないものの端末スペックの問題で「現実的ではない」としていた。
ビジネスユーザーを対象としたFOMAの新展開
複数の通信方式をサポートする
ターゲット層はITリテラシーの高い30~40代
特長的な機能
SIベンダーがさまざまな法人向けアプリを提供
製品スペック
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URL
ニュースリリース
http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/05/whatnew0414a.html
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ドコモ、FOMAユーザー向けネット接続サービス「mopera U」
(津田 啓夢)
2005/04/14 15:03
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