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nuvoは2004年3月に開発が発表された人型の二足歩行ロボット。昨年時点では量産前段階のプロトタイプが研究機関などに向け300万円の受注生産で販売されたが、今回はこのクラスの人型ロボットとしては珍しく、受注生産ではなく量産が行なわれ、一般向けに販売される。 ケータイや音声認識、パソコン、リモコンによる遠隔操作が可能で、ケータイを用いる場合、nuvo頭部のカメラが撮影する静止画を見ながらのコントロールも行なえる。本体重量は2.5kgで全高は39cm。歩行速度は最大で分速3m。15個のモータを搭載し、歩くほかにも起きあがる、両手を回す、頭を振るといった動作が可能。有線LANおよびIEEE802.11b準拠の無線LAN機能を内蔵しており、家庭内LAN経由でインターネットに接続できる。また、充電式バッテリーを内蔵しており、連続動作時間は1時間程度。 ケータイからの操作はiモードなどのブラウザ機能を用いる。キャリアによる制限はなく、ドコモ、au、ボーダフォンに対応。昨年発表時点で公開されたnuvoのプロトタイプには、FOMAのテレビ電話機能による動画を見ながらのコントロール機能が搭載されていたが、今回販売される量産モデルは、静止画とウェブでのコントロールのみに対応する。 現状のnuvoは遠隔操作ができるだけで、家事を手伝うなどの具体的な実用機能は搭載していない。主に娯楽用途でのニーズを見込んでいる。留守番用途にも使えるが、nuvoの内蔵バッテリーでは静止状態でも長時間は動作しないため、ACアダプタなどを接続する必要がある。 今後の展開としては、日常会話が可能なアプリケーションの実装、PIM機能など実用機能の搭載などが予定されている。PIM機能としては、ユビキタスエンターテインメント社のオンラインPIMサービス「UBIMEMO（ユビメモ）」とnuvoを連携させる機能などが現在開発されている。 nuvoの通常バージョンは4色のカラーバリエーションが用意される。このほか、金沢の蒔絵が施された「nuvo Japanism」が漆黒と本朱の2色用意され、888,000円で販売される。販売数は通常バージョンが各色500体、Japanismが各タイプが100体。Japanismバージョンについては「鶴」デザインが先に発売され、続いて「亀」デザインも販売される予定。なお販売はnuvo専門サイトのほかに、4月13日～4月21日の期間限定で東京青山にあるhhstyle.com青山店でも販売される。
■ ＵＲＬ nuvo専門サイト http://nuvo.jp/ ZMP http://www.zmp.co.jp/ （白根 雅彦） 2005/04/12 17:06 | |||||||||||||||||
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