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オムロンは、携帯電話やPDAなどに搭載可能な顔認識技術「OKAO Vision 顔認識センサ」を開発した。
今回開発された「OKAO Vision 顔認識センサ」は、携帯電話などのモバイル機器上で動作する顔認識技術。持ち主の顔写真をあらかじめ登録しておくことで、携帯電話の操作をロックする際に必要な暗証番号の代わりとして利用できるという。これまで同社では、パソコンなどで動作する顔認識技術を保有していたが、それらの技術をベースに、さらに小型化・高速化を施したことで、処理能力やメモリ容量に制限がある携帯電話上でも動作できるようになったという。
認証に必要な時間は約1秒で、認識率は99%以上。左右15度まで斜めから撮影しても認識可能。対応OSはSymbian OS、BREW、Linux、ITRONの4種類。同社では、メールやインターネットアクセスだけではなく、電子マネーなども記録されている携帯電話において、紛失時や盗難時に対するセキュリティとして活用できるとアピール。
ユーザー自身の顔が痩せる、あるいは太るといった形で変化があったとしても、「一定期間ごとに自動、あるいは手動で更新させるなど学習させる方法はある」(同社広報)とのことで、アプリケーションの設計において対応できる。同社では「既に実用化レベル。端末メーカーやキャリアで採用したいところがあれば提供していく」としている。
■ URL
オムロン ニュースリリース
http://www.omron.co.jp/press/2005/c0228.html
(関口 聖)
2005/02/28 18:10
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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