ケータイ Watch
最新ニュースIndex
【 2009/06/26 】
携帯フィルタリング利用率は小学生で57.7%、総務省調査
[17:53]
ドコモ、スマートフォン「T-01A」を28日より販売再開
[16:47]
ソフトバンク、コミュニティサービス「S!タウン」を9月末で終了
[15:51]
ソフトバンク、ブランドキャラクターにSMAP
[15:34]
カシオ、携帯での閲覧にも対応した画像変換ソフト
[14:56]
テレビ朝日、iモードで動画配信「テレ朝動画」を開始
[13:54]
ファーウェイ、東京に「LTEラボ」開設
[13:22]
SoftBank SELECTION、iPhone 3GS向けケース3種発売
[13:04]
「G9」の文字入力に不具合、ソフト更新開始
[11:14]
アドプラス、iPhone 3G向けコンバージョンレンズ
[10:41]

ゼンリン、携帯向け歩行者ナビサービスを2005年秋にも開始

高精度な歩行者ナビゲーションを目指す
 ゼンリン、およびゼンリンデータコムは、2005年の秋から年末を目処に、携帯電話向けの歩行者ナビゲーションサービスを開始することを明らかにした。対応するキャリアは現在未定だが、GPS機能付き携帯電話向けのサービスとなる。

 ゼンリンは16日、都内で記者向けの説明会を開催し、同社の地理情報システム(GIS)事業について説明を行なった。その中では、地図を電子化したことで発展を遂げた事業内容や、これまでの同社の戦略、警察、消防などへの地図データ納入実績などが解説された。今後の展開について説明を行なったゼンリン 取締役営業本部長の高田 哲一氏は、「地図会社から情報サービス企業へ進化していきたい」と述べるとともに、住宅地図データベースを元にした法人向けASPサービスなどを紹介。さらに発展させたものとして、現在開発中の「歩行者ナビデータベース」を挙げ、このデータベースを元にゼンリンデータコムが携帯電話向け歩行者ナビゲーションサービスを提供する方針であることを明らかにした。携帯向け歩行者ナビは同社のカーナビゲーション向けサービスとも連携させる予定のほか、パソコン向けのサービスも予定されている。

 「歩行者ナビデータベース」は、同社が現在取り組んでいる高精度歩行者用ナビゲーション向けの地図情報データベース。これまでの携帯電話向け歩行者ナビでは案内できないとされていた、路地や連絡通路、地下街、エスカレーター、歩道橋、公園の通り抜けといった部分までスタッフの調査によりデータベース化されており、従来よりも高精度なナビゲーションを可能にするという。現在、政令指定都市、および周辺の主要都市や駅周辺、大都市、観光地などを中心にデータベースの整備を進めており、2005年秋のサービス開始を目標に作業を進めている。

 利用形態としては、GPS機能付き携帯電話と携帯電話向けアプリを組み合わせて利用する。対応キャリアは現在未定だが、同社は総務省が進めている携帯電話の位置情報取得機能標準化の動きも視野に入れており、いずれ携帯電話にGPS機能が標準搭載されることを睨んだサービスとしている。


歩行者ナビデータベースについて 歩行者ナビデータベース事業の方向性

左から、取締役副会長 大迫 正男氏、代表取締役社長 原田 康氏、取締役営業本部長 高田 哲一氏 「歩行者ナビデータベース」を利用したルート検索のデモ


URL
  ゼンリン
  http://www.zenrin.co.jp/


(太田 亮三)
2005/02/16 17:34

ケータイ Watchホームページ

ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
Copyright (c) 2005 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.