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富士通は、地上デジタル放送に対応した携帯電話向けに低消費電力を実現したアナログデジタル変換器を開発した。チューナーの消費電力を従来よりも1/3～1/6となる30mWに低減できるという。 今回開発されたアナログデジタル変換器は、低消費電力化を施したもの。同機器に利用される方式の1つである「デルタシグマ（ΔS）方式」を地上デジタル放送用として初めて採用。消費電力の低減化だけではなく、高精度化も実現しているという。同機器を利用すれば、携帯電話に搭載する地上デジタル放送チューナーの消費電力も低減できるとのことで、同社では1年以内の製品化を目指していく。 同社によれば、今回のアナログデジタル変換器は0.11μmのCMOSによって製作されている。将来的には、OFDM復調器（デコーダー）とのワンチップ化を目指しており、「CMOSを利用した本機器のほうがワンチップ化の実現に近い」（同社）という。ワンチップ化されれば、携帯電話全体の小型化にも寄与できる。 ■ ＵＲＬ ニュースリリース http://pr.fujitsu.com/jp/news/2005/02/9.html （関口 聖） 2005/02/09 17:24 | ||||||
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