KDDIおよび沖縄セルラーは、スクウェア・エニックスの技術協力を受けて、EZアプリ(BREW)対応ゲームのポータルサイト「EZ Game Street!」を2月10日にオープンする。
「EZ Game Street!」は、ゲームサイトを横断してタイトルやジャンルでEZアプリ(BREW)対応ゲームが検索できるゲームポータルサイト。サービス開始時に43のコンテンツプロバイダーが参加する。CDMA 1X WIN向けに提供され、利用料は無料。サービス開始当初はW21CA、W22Hに対応するほか、今後発売予定のW31SA、W31Kにはプリセットされる。
「EZ Game Street!」では、これまでのテキストを基本としたものではなく、各ゲームのキャラクターやサウンドを多用したグラフィカルなインターフェイスになっているのが特徴。BREWアプリ上に最新情報を受信して表示する仕組みで、「EZ Game Street!」で紹介されるゲームは各コンテンツプロバイダーが配信しているもの。最終的なダウンロードや課金は各コンテンツプロバイダーのEZweb向けサイトで行なう。
9日には、都内で「EZ Game Street!」の発表会が行なわれた。説明を行なったKDDI 執行役員コンテンツ・メディア本部長 の高橋 誠氏は、着うたの好調ぶりに触れながら「ケータイのゲームについても、どう取り組んでいくかずっと考えてきた」と経緯を説明。「ケータイの手軽さを武器に、ケータイならではのサービスを実現するため、どういうプラットフォームがあればゲームを楽しんでいただけるかを考え、ゲームを分かっているパートナーと組んで一緒に考えた」と述べた。
技術協力を行なったスクウェア・エニックス 代表取締役社長の和田 洋一氏は、「話の発端はドラクエ、FFをBREW向けに提供した時から。もともと新しいゲームを作るという話だったが、ゲームの前をなんとかしよう、ということになり、対戦ゲームのロビーのようなポータルサイトを作ることになった」と技術協力の経緯を述べた。また、「分かりやすいユーザーインターフェイスはゲーム業界のウリの一つ。検索エンジンなどの、我々の得意分野でも協力している。ポータルサイト自体をゲーム的に解釈することで、当初はダウンロードする時にコンテンツが逃げだす、といった趣向も考えたが、今回はシンプルなものにしている」と述べたほか、「EZ Game Street!で選ぶこと自体の楽しさを広め、ゲームのユーザーが広がってくれれば」とし、「EZ Game Street!」のアピールに努めた。
壇上には、エンターブレイン 代表取締役社長の浜村 弘一も登場。「ケータイのゲームで気になっていたのは、ユーザーフレンドリーでない選び方。今回のポータルサイトで一皮むけた印象で、これはケータイがゲーム機になるには重要な要素。けっこう、いいと思います」と述べ、「EZ Game Street!」への応援メッセージを送った。