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英Symbianは、同社の携帯電話向けOSの最新版となる「Symbian OS version 9」を発表した。
Symbian OS v9は、マルチメディア機能などが強化された携帯電話向けOS。最新版では、MPEGや著作権管理機能をサポート、3Dグラフィックや画像の描画性能などが強化されている。また、デバイス管理機能も強化されており、管理者が個々の端末にアクセスし、新しい機能を付加することが可能。法人向けの機能では、IMAPプロトコルのメールのフィルタリング機能やPIM機能を、パソコンなどとシンクロさせる機能などにも対応する。
セキュリティ機能もサポートし、端末内の個人情報にアプリケーションがアクセスできないようにすることが可能。Symbianのアプリケーション認証・署名プログラムにも対応可能となっている。
同社では、今回の最新OSのターゲットをスマートフォンとしており、2005年後半には、最新OSを搭載した端末がライセンスを受けた端末メーカーなどから発表されるとしている。
このほか、新OSの発表に伴って、新たな開発ツールも発表された。「Codewarrior for Symbian OS v3.0」、ARM製のコンパイルツール「RealView(RVCT version 2)」などが追加され、無償の「GCCコンパイラ」なども用意される。
なお、国内の携帯電話では、富士通や三菱電機、ノキアなどがSymbianを採用している。
■ URL
ニュースリリース(英文)
http://www.symbian.com/press-office/2005/pr050202.html
ニュースリリース(英文)
http://www.symbian.com/press-office/2005/pr050202b.html
(津田 啓夢)
2005/02/08 14:40
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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