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ドコモ、フラットパネルスピーカ搭載の「N506iS」を2月5日発売

N506iS(レッド×ブラック)
 NTTドコモは、フラットパネルスピーカを搭載し、ディスプレイ全体から音が鳴るNEC製iモード端末「N506iS」を2月5日に発売する。

 「N506iS」は、ディスプレイパネル全体を振動させて音を出す「フラットパネルスピーカ」を搭載したムーバ端末。ヒンジに回転2軸機構の「リバーススタイル」を採用し、有効画素数130万画素(記録画素数123万画素)のCCDカメラを搭載する。

 ディスプレイは、2.4インチ、240×345ドット(QVGA+サイズ)で262,144色表示が可能なTFT液晶。外部メモリカードとしてminiSDカードに対応する。N506iから新たに追加された機能は、カメラ撮影時にどの数字キーを押してもシャッターが切れる「エニーナンバーシャッター」機能や、リバーススタイルでカメラメニューが操作できる機能など。このほか、従来から継続して搭載する機能として、カメラを使った文字読み取り機能の「アクセスリーダー」、テレビ出力機能、辞書機能などを搭載する。日本語入力はT9ダイレクトを採用する。

 大きさは104×50×24mm(高×幅×厚)で、重さは約130g。連続待受時間は約420時間、連続通話時間は約145分。レッド×ブラック、ブルー×シルバー、ホワイト×シルバーの3モデルが用意される。miniSDカードはパッケージに同梱されない。


ブルー×シルバー ホワイト×シルバー

NTTドコモ プロダクト部 第二商品企画担当の小沢 耕平氏
 31日には都内で記者向けに発表会が行なわれた。説明を行なったNTTドコモ プロダクト部 第二商品企画担当の小沢 耕平氏はまず、N506iSの最大の特徴である「フラットパネルスピーカ」(FPS)を紹介。端末のコンセプトを「通話のしやすさの向上と、スピーカーとしての臨場感」とし、FPSの特徴である通話音声の聞きやすさや、動画の音も画面から出力される独自の一体感をアピールした。

 同氏は、N506iSに搭載されたFPSの特徴として「通話時の耳当て位置が比較的自由」「ムービーなど動画の音声をFPSで再生」「メール読み上げ機能での再生」「ボイスレコーダーの再生」の4つを挙げたほか、本体デザインでは、iモードロゴ部分にオーディオプレーヤーのようなメタリックのアクセントを加えている点や、ディスプレイ面に受話スピーカーが無いフルフラットデザインが紹介された。

 ターゲットユーザーについては「5シリーズの機能を使いこなしたい幅広いユーザーや、通話のしやすさに重点を置くユーザー」とし、ボディカラーのラインナップについても「新しいデバイスを搭載したということで、やや男性層を意識した」と述べた。


FPSの原理 FPSがメインの端末コンセプト

NECでは、このような機能の搭載は初とのこと N506iSのスペック表

左からレッド×ブラック、ホワイト×シルバー、ブルー×シルバー
 発表会場では実際にN506iSに触れることができた。通話において、耳当て位置が自由な点は非常にわかりやすいFPSの特徴で、通常では聞き取れないようなヒンジ近くに耳をあてても問題なく音声を聞き取ることができた。音量を上げすぎなければ、通話程度では不快な振動も感じられなかった。

 なお、FPSで再生が行なえるのは、通話、動画の音声、メール読み上げ、ボイスレコーダーの4つのみ。着信メロディや効果音などは、方向キーの脇に設けられたステレオスピーカーから再生される。ドコモによれば、FPSで着信メロディが再生できない点について、FPSを耳にあてている状態で着信があった場合に、設定次第では音楽を耳元で大音量で再生してしまう可能性があるため、としている。そのため、今回はFPSで着信メロディの再生はできない仕様になっているという。


テンキー部分。方向キーの両サイドにステレオスピーカーの穴が確認できる リバーススタイルのカメラモードでカメラメニューを出したところ

「エニーナンバーシャッター」機能。[5]キーでシャッターを切ったところ ムービー再生の際にも注意を促すダイアログ


URL
  ニュースリリース
  http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/05/whatnew0131a.html

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ドコモ、ディスプレイ全体から音が鳴る「N506iS」を開発


(関口 聖, 太田 亮三)
2005/01/31 13:12

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