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NTT東日本およびNTT西日本は、現在、ICカードタイプと磁気カードタイプで提供している公衆電話について、来年3月末までにICカードタイプを廃止し、磁気カードタイプのみに一本化すると発表した。
ICカードタイプの公衆電話は、磁気カードの偽造が増加したことを受けて、偽造防止を進めるために導入されていた。両社によれば、近年急激に普及した携帯電話に押され、街中から減少しつつある状況で、ICカードタイプの利用状況は磁気カードよりも少ないという。また、2種類の公衆電話があることでユーザーの利便性を損ねていると判断し、公衆電話自体は今後も維持していくものの、コストを削減するため、ICカードタイプを廃止することにしたとのこと。
NTT東日本では2月下旬より、NTT西日本では4月下旬より準備が整い次第、順次取り替えを行なっていく。なおNTT東日本では、複数台設置してある場所からスタートし、1台のみ設置されている場所は、4月下旬以降に取り替えを行なう。
ICカードのテレホンカードは、今後販売が縮小され、ユーザーの手元にあるものは、使用中のものでも磁気カードタイプに交換できる。有効期限内のICカードタイプは無償交換できるが、有効期限が切れている場合は手数料として1枚につき105円が必要。
また、ICカードタイプの公衆電話が廃止されることにあわせて、簡易インターネット接続機能やICカードメモリ通信機能、Lモードカードによるサービスは終了となる。
両社では、偽造が懸念される磁気カードタイプについては、偽造を検出する機能を高めた結果、現在では効果が発揮されているとしており、今後も偽造検出能力の向上を目指していく。
■ URL
NTT東日本 ニュースリリース
http://www.ntt-east.co.jp/release/0501/050120.html
NTT西日本 ニュースリリース
http://www.ntt-west.co.jp/news/0501/050120.html
(関口 聖)
2005/01/20 21:13
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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