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日本通信、セキュアな通信を実現する法人向けソリューション

Secure PBのシステム概要

メール送信時は、受信側の権限を設定できる
 日本通信は、専用ソフトとサーバーを利用して、セキュリティを高めた通信環境を提供する法人向けソリューション「Secure PB(セキュア ピービー)」を2月1日より提供する。価格は個別のケースによって異なる。

 今回提供される「Secure PB」は、専用ソフトウェアをクライアントマシンに導入し、イントラネット内にサーバーを設けて、VPN接続などによってセキュアな環境を実現する法人向け通信サービス。専用ソフトウェアは、VPNクライアントとして機能し、PHSによる接続だけではなく、無線LANスポットやADSL、FTTHなど家庭からの接続にも対応。パソコンを起動すると同時に「Secure PB」のクライアントソフトも立ち上がり、ネットワーク接続が開始されれば、自動的にVPN接続も確立するようになっている。また、パーソナルファイアウォール機能などを備えており、ウイルスの侵入や外部からの侵入を防いでいる。

 メーラーへプラグインを追加し、送信相手に対して「閲覧のみ可能」「編集も可能」といった権限も与えられる。対応するメーラーはOutlookやLotus Notesで、受信側は「Secure PB」を利用していなくとも、プラグインを利用すれば閲覧できるようになっており、たとえばExcelファイルを添付し、「閲覧のみ可能」と設定した場合、受信側で添付ファイルを開くと編集用のメニューがカットされた、ビューワーソフトが立ち上がる。

 このほかPHSでの通信時には、通信データを圧縮させることなどで体感速度を向上できる「増速機能」が利用できる。通信時にやり取りされるデータは128bitの暗号化が施されている。


ネットワーク接続時にはVPN接続が自動的に確立される ファイアウォール機能なども搭載 導入企業の情報管理者は、クライアントマシンの状況も管理できる

日本通信 代表取締役社長の三田 聖二氏
 同社は20日、都内で記者説明会を開催。代表取締役社長の三田 聖二氏は、「当社のユーザーからは、外で使いたいとの声が寄せられているが、実際の利用シーンとしては、大半が出張先の事務所やホテルで使いたいという。これはモバイルではなく、求められているのはポータビリティだ」と述べ、シンプルに操作できるSecure PBでセキュアな社外からのデータ通信が実現できるとした。

 また同氏は「Secure PBで提供される各機能は、個別のものでは既に数多くサービスが存在している。しかし一括してシンプルな形で提供するのは当社が初めて」とアピールした。

 MVNOとして、DDIポケットのPHS網や各無線LAN事業者との提携で通信サービスを提供してきた同社だが、今回の「Secure PB」は基本的に通信手段とともに提供する考えではあるものの、ニーズがあれば他社の通信回線を用いて機能面のみ提供する形態もあり得るとしている。



URL
  日本通信
  http://www.j-com.co.jp/


(関口 聖)
2005/01/20 13:39

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