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「MobileMK」は、携帯電話向けのコンテンツ制作、プロモーション、アクセス解析、リサーチなどの機能を備えた統合型のモバイルマーケティングツール。開発元はインフェイズで、ダブルクリックは同社に資本提供し製品を独占販売する。 ウィザードに従って操作していくだけで、プログラミングのスキルがなくてもコンテンツ作成が可能で、QRコードや空メールなどによるプロモーション機能、リアルタイム表示のアクセス解析機能、リサーチ機能などが利用できる。顧客の囲い込み、アクセス解析結果の分析、リマーケティングに繋げることができるという。また、3キャリアに対応し、1つのコンテンツで各端末向けに最適化されたコンテンツも提供できる。 ターゲットとする顧客は、小売業やサービス業、メーカーなどリアルとの連動を図りたい企業で、ダブルクリックでは、親会社のトランスコスモスのパートナー企業などにも呼びかけていく。提供方法は、ASP型と導入型の2通りが用意され、利用料は、ASP型が月額20万円で別途初期費用として30万円、導入型はライセンス料として400万円、初期費用として100万円かかる。 なお同社では、リリースと同時に導入が決定された企業も公表した。MobileMKの導入第1号となった家電量販店のノジマでは導入型を採用。ダブルクリックの代表取締役社長CEO 中山 善光氏によれば、ノジマの顧客数がピークを迎える4月に、カスタマー登録などで利用されるという。 ダブルクリックでは、MobileMKの特長を「統合型」だとしている。携帯電話市場が急成長する中で、これまでのモバイル向けツールは、携帯コンテンツ作成ツール、QRコード作成ツール、マーケティングツールなど個別に提供されてきた。中山氏は、「最大の魅力は統合型ツール。サイト構築後に、マーケティングやリサーチが行ないやすい。GUIに従って操作すればスキルがなくても使える。これによって、顧客はもっと小さなパッケージで、もっとも小さなCRMを実現できる」と製品をアピールした。 また同氏は、昨年リクルートより会社分割したネクスウェイの携帯電話向けサイト作成・運営ソリューション「MO-ON」を競合として挙げたが、機能的な面で異なることから充分戦えるとの見解を示した。 機能拡張が容易な点も特色のMobileMKは、今後、ショッピングカート、ポイント管理などの各種オプション機能を追加し、他のダブルクリック製品などとの連携を図っていく予定だ。さらに、アジアを皮切りに欧州、北米での海外展開も視野に入れているとのこと。同社では、今回のMobileMKで2005年度100社の導入、金額にして5億円を目指すとしている。
■ ＵＲＬ サービス概要 http://www.doubleclick.ne.jp/products/mobile/ インフェイズ http://www.inphase.jp/ ■ 関連記事 ・ リクルートの企業サイト作成ASPに2次元コード発行機能 （津田 啓夢） 2005/01/19 17:41 | ||||||||||||||||||
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