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ヤフーとディズニー、携帯コンテンツで提携

会場にはミッキーマウスとミニーマウスも

ヤフー代表取締役社長の井上 雅博氏
 ヤフーとウォルト・ディズニー・ジャパンは、携帯電話向けコンテンツ事業で提携すると発表し、その第1弾サービスとなる「Disney Collection on Yahoo!モバイル」をオープンした。

 両社では1日、都内で記者会見を開催。ヤフー代表取締役社長の井上 雅博氏や、ウォルト・ディズニー・インターネット・グループ日本・アジア代表のビラトン・カセムシー氏が出席し、提携の狙いや新コンテンツの概要を説明した。

 今回の提携は、パソコン向けサイトで多くのユーザーに利用されているヤフーと、強いブランド力を持ちながら携帯電話向けコンテンツにもノウハウを蓄積してきたディズニーが相乗効果を狙って協力するというもの。ヤフーが提供する携帯サイトの主なユーザー層は、20代後半~30代前半の男性が中心とのことで、ディズニー側としては新たな顧客獲得を狙うとともに、パソコンと携帯電話の連携サービスにメリットがあるとしている。

 ヤフーの井上氏は、提携に先立ち、同社が狙う携帯電話への戦略として「コンテンツポータビリティ」を目指していくと説明。これまでも同社ではパソコンで提供しているオークションやショッピング、株価情報など多彩なコンテンツを携帯電話でも利用できる環境作りを行なってきており、1日あたりのページビューは、1,600万を超える規模に成長しているという。

 これまでの流れを第1フェーズと定義した井上氏は「2006年には、携帯電話会社を乗り換えても、電話番号をそのまま利用できる番号ポータビリティ制度が導入される。しかし現在の携帯電話は、メールアドレスやゲーム、待受画像などのデータ部分が大きい。ここをサポートするため、キャリアやプラットフォームを問わず、コンテンツを利用できる“コンテンツポータビリティ”をキーワードにしていく」と目標を掲げた。


 一方、ディズニーのカセムシー氏は、「ディズニーにとって、今回のサービスは、日本で5つ目の携帯電話向けサービス。従来と大きな違いとして、年齢層の異なるユーザー層をターゲットにできること、そしてパソコンとの連携が挙げられる」と語った。また同氏は、「いわゆる一般サイトには、非公式なディズニー関連サイトが存在する。熱心なディズニーファンの手によるものと知ってはいるが、我々にもユーザーへ高品質なサービス、情報を提供するという責任や使命がある。検索エンジンでもあるヤフーと提携することで、非公式サイトを探し出す必要性はなくなるだろう」とも説明した。


ウォルト・ディズニー・インターネット・グループ日本・アジア代表のビラトン・カセムシー氏
 第1弾として登場するサービス「Disney Collection on Yahoo!モバイル」は、携帯電話向けに、ディズニーのキャラクターに関連した着信メロディや待受画像などを配信する。1キャラクターにつき、待受画像や着信メロディを1パックとして販売する。利用料は1パックにつき、210円で、毎週3パック程度追加されていく。

 複数のパック、あるいはキャラクターのコンテンツを求めるユーザーに対しては、定額制で使い放題の「プラチナコース」が用意される。こちらの利用料は月額735円。

 一度購入したコンテンツは、ヤフーが発行するYahoo!IDによってユーザー自身と紐付けられる。このため、機種変更や異なるキャリアに移行した場合でも、パック購入では10日間、プラチナコースでは1カ月間という期間中であれば再ダウンロードできる。

 それぞれの利用者に対しては、コンテンツの提供に加えて、抽選でディズニーのオリジナルグッズをプレゼントする。用意されるグッズは同サービスオリジナルのものとのこと。

 「Disney Collection on Yahoo!モバイル」は、パソコン向けサイトも用意されており、ダウンロードしたいパックをパソコン上から探し出し、購入までできるようになっている。なお、携帯電話とパソコンのどちらから利用しても、ヤフー提供の「Yahoo!ウォレット」で決済する。

 今後ヤフーでは、同様の仕組みで他のコンテンツプロバイダとも協力体制を築いていく考え。


両社それぞれの狙いで提携 新サービスの概要

今後はオークションやメッセンジャーなどパソコン向けでも協力 ヤフーでは「コンテンツポータビリティ」の実現を目指していく

■ Disney Collection on Yahoo!モバイル
  http://dcolle.mobile.yahoo.co.jp/



(関口 聖)
2004/12/01 16:21

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