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イー・アクセスは、新規参入を表明している携帯電話事業について、1.7GHz帯のW-CDMA方式を採用すると発表した。
同社ではかねてよりデータ通信サービスに注力した携帯電話事業へ参入する姿勢を明らかにしていた。11月4日には1.7GHz帯での新規参入を最優先に進めていくことも発表しており、今回のW-CDMA方式採用は既定の路線を踏襲した形となる。
同社は「当社調査により、今後W-CDMA方式を約200カ国が採用すると見込んでいる。将来的に国際ローミングサービスの提供などを踏まえれば、W-CDMA方式が有利」と同方式採用の理由を説明。また、同社では昨年からデータ通信に適した「TD-SCDMA(MC)」方式の実験も行なってきたが、現在のところTD-SCDMA(MC)方式など新たな通信方式を検討する会合の開催が延期されていることもあって、中断状態にあるという。
W-CDMA方式による正式サービスは、2006年度の開始が想定されており、具体的なサービスモデルとして、データ通信を中心に据え、音声通話サービスはIP電話のような形が想定されている。
実験局免許も「できるだけ早期に取得したい」(同社広報)考えだが、総務省が開催している「携帯電話用周波数の利用拡大に関する検討会」が終了しなければ、新規事業者への周波数割当を具体化するのは困難と見られる。このためイー・アクセスでは、W-CDMA方式導入による投資額など具体的な計画については未定としている。
■ URL
プレスリリース
http://www.eaccess.net/cgi-bin/press.cgi?id=251
(関口 聖)
2004/11/24 16:45
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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