電気通信事業者協会(TCA)は、2004年10月末現在の携帯電話・PHS加入者数を発表した。今回の集計より、NTTドコモの契約者数にPDC方式の通信モジュールサービス(DoPaシングルサービス)が含まれている。
携帯電話加入者数では、NTTドコモが169,400人の純増、auが161,500人の純増、ボーダフォンが26,500人の純増となり、NTTドコモが7月末の集計以来、3カ月ぶりに単月シェア1位となった。また、ツーカーは4,800人の純減となっている。
NTTドコモの契約者数のうち、今月より新たにPDC方式による通信モジュールサービス(DoPaシングルサービス)が含まれることになった。同サービスの累計は490,100契約、10月末時点での純増数は13,900契約。なお、ボーダフォンの通信モジュールサービスの契約数は、TCA集計の数値には含まれていない。
また、auの通信モジュールサービスの契約数は従来より含まれているとのことだが、詳しい内訳は非公開となっており、純増数は不明だ。ただし、KDDIでは四半期決算ごとに通信モジュールサービス(CDMA2000 1x、cdmaOne両方式含む)の契約数を発表しており、9月末時点での契約数は42万1,000契約となっている。
第3世代携帯電話では、ドコモのFOMAが576,700人の純増、auのCDMA2000 1xが296,900人の純増、ボーダフォンのVGSが13,300人の純増となった。累計契約者数は、FOMAが706万4,300人、CDMA2000 1xが1,615万5,200人、VGSが27万4,400人となっている。
インターネットサービスの利用者は、iモードが205,800人の純増、EZwebが159,900人の純増、ボーダフォンライブ!が10,500人の純増となっている。
PHSサービスでは、DDIポケットが10,500人の純増と堅調に推移。一方、ドコモは21,800人、アステルは16,100人の純減となっている。
【携帯電話:各グループごとの加入者数および総計】
事業者 |
純増数 |
累計 |
NTTドコモ |
169,400 |
47,531,900 |
au |
161,500 |
18,350,300 |
ツーカー |
-4,800 |
3,582,900 |
ボーダフォン |
26,500 |
15,200,200 |
総計 |
352,600 |
84,665,300 |
【第3世代携帯電話:各グループごとの加入者数および総計】
事業者 |
純増数 |
累計 |
NTTドコモ |
576,700 |
7,064,300 |
au |
296,900 |
16,155,200 |
ボーダフォン |
13,300 |
274,400 |
総計 |
886,900 |
23,493,900 |
【携帯電話:インターネット接続サービス契約数】
事業者 |
純増数 |
累計 |
iモード |
205,800 |
42,567,300 |
EZweb |
159,900 |
17,132,700 |
ボーダフォンライブ! |
10,500 |
13,003,400 |
総計 |
376,100 |
72,703,400 |
【PHS:各グループごとの加入者数および総計】
事業者 |
純増数 |
累計 |
DDIポケット |
10,500 |
2,935,900 |
NTTドコモ |
-21,800 |
1,438,100 |
アステル |
-16,100 |
406,000 |
総計 |
-27,500 |
4,780,000 |
■ URL
ニュースリリース
http://www.tca.or.jp/japan/database/daisu/yymm/0410matu.html
■ 関連記事
・ 9月の契約者数、auが2カ月連続で単月シェア1位
(関口 聖)
2004/11/08 16:42
|