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現在、KDDIでは、au向けサービスとして現在地から目的地の歩行ルートを案内してくれる「EZナビウォーク」を提供している。今回開発されたシステムは、同サービスの屋内対応版と言えるもので、NECが開発したBluetooth情報標識「インフォサイン」を地下街などに設置することで、GPS衛星の電波が届かない状況でも自分の位置を確認したり、道案内サービスが利用できたりする。 「インフォサイン」が設置された環境であれば、平面だけではなく建物内を上下に移動しても認識される。また、バリアフリー環境の情報とも連携できるようになっており、車いす利用者だけの場合、あるいは付添人がいる場合とそれぞれのケースにあわせて、スロープの設置されたルートを案内するといったナビゲーションが可能となっている。このほか、国土交通省が提唱する規格に準拠した「歩行ネットワークデータ」や店舗情報によって、屋内にある飲食店などの情報を検索できたり、目的の店までのルート案内もできる。 なお、今回発表された新システムは、13日より愛知県で開催されている「ITSフェスティバル2004」や「ITS世界会議」の展示イベントとして、名古屋市栄のオアシス21地下街で体験できるようになっている。なお、同イベントで用いられている携帯電話は、「A5504T」とのこと。KDDIによれば「理論上は、Bluetooth機能を搭載している携帯電話であれば、EZナビウォークのBREWアプリをバージョンアップすることで、新システムを利用できる」としており、商用化の際には新機種だけではなく既存のBluetooth対応端末でも新システムを利用できるようになる見込み。 ■ ＵＲＬ KDDI ニュースリリース http://www.kddi.com/corporate/news_release/2004/1014b/ NEC http://www.nec.co.jp/ （関口 聖） 2004/10/14 15:06 | ||||||
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