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ガートナー ジャパンは、2004年上半期(1月~6月期)における、日本の携帯電話端末販売台数を発表した。販売台数は前年同期と比べて8.5%のマイナスとなった。
同社の調べでは、2004年上半期の日本の携帯電話端末販売台数は2,213万台。前年同期は2,419万台で、約206万台、8.5%のマイナスとなった。
メーカー別シェアでは、NECが485万7,400台、シェア21.9%で引き続き1位。前年同期と比べて2ポイントシェアを落としたものの、首位を維持した。2位は314万5,300台、シェア14.2%でシャープ。シャープは前年同期の3位から2位に浮上、同社として初めて国内シェア2位を獲得した。3位はパナソニックで、販売台数は298万5,900台、シェアは13.5%。4位は東芝、5位には三洋電機が続いている。
調査では、2004年上半期の販売台数が前年同期を下回ったことについて、カメラが標準搭載され、カメラ付き携帯電話が買い替え促進の牽引力を失ったと分析。「カメラ付き」に続く需要促進材料の模索が続いているとし、カメラの高画素化、非接触ICチップ搭載、AV機能強化、デザイン性の強化などで需要を掘り起こす動きが出ているとした。
また、2003年を通じてカメラ付き携帯電話が喚起した需要があまりにも大きかったため、2004年通年で販売台数が前年を上回ることは難しいと予測している。しかし、契約数の伸びは鈍化し、市場は成熟期に達しているとして、2004年の販売台数が前年を下回ったとしても、そのまま減少段階に移行していくことはないとしている。
■ URL
ニュースリリース(PDF形式)
http://www.gartner.co.jp/press/pr20041014-01.pdf
(太田 亮三)
2004/10/14 13:34
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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