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エイディシーテクノロジーは、メイン液晶画面のほかに背面液晶画面などの液晶画面を搭載したインターネットに接続可能な携帯電話に関する特許、いわゆる“2画面特許”に関して、特許庁が下した特許取消の判断を不服として、東京高裁に審決取消訴訟を提起していることを明らかにした。
いわゆる“2画面特許”問題とは、2003年5月に同特許を取得したエイディシーテクノロジーが、携帯電話事業者や端末メーカーに対し、特許を侵害しているとして損害賠償や不当利益返還を求めて警告文を送付していた一連の問題。
この動きをうけてNTTドコモとNECの2社は、エイディシーテクノロジーを被告として、2画面特許に関して損害賠償請求権および不当利益返還請求権をエイディシーテクノロジーが有しないとして、東京地裁に訴訟を起こした。この訴訟の口頭弁論の最中、特許庁が同特許の取消を決定したことから、エイディシーテクノロジーは口頭弁論期間中に主張を取り下げる形で原告側の主張を認め、東京地裁での訴訟は2004年9月16日、原告勝訴の判決が下された。
エイディシーテクノロジーは現在、特許庁が下した特許取消の判断を不服として東京高裁に審決取消訴訟を提起している。同社社長の足立 勉氏によれば、今後、審決取消訴訟で主張が認められ、再び特許を有することになれば、引き続きNTTドコモとNECの2社を相手に損害賠償および不当利益返還を求め争っていく構えだという。
■ URL
エイディシーテクノロジー
http://www.epoint.co.jp/
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(太田 亮三)
2004/10/12 19:01
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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