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総務省は、2003年に発表した「周波数の再編方針」の進捗状況などを公表し、この中で、新規事業者の参入に向けた意見交換の場を設置することを明らかにした。
同省では今後、新規事業者などの参入に関する研究会を設置する。「周波数の再編方針」では、新規参入の周波数候補として、1.7GHz帯(FDD方式)や2010~2025MHz帯(TDD方式)を挙げており、研究会では1.7GHz帯(FDD方式)および2GHz帯(TDD方式)における新規事業者の参入に向けた免許方針案や、2012年以降の700/900MHz帯の利用方針案のほか、800MHz帯など他の周波数帯における周波数の移行について意見交換がなされる。
なお、2006年度から1.7GHz帯において携帯電話向けに周波数が分配されると想定されており、2GHz帯についてはTDD方式の導入に向けて技術検討が開始されている。ソフトバンクBBが参入を求める800MHz帯については、現状で携帯電話向けに割り当てられる周波数はないとしており、800MHz帯周波数の移行については「パブリックコメントを実施したところ」とするに留まっている。
■ URL
報道資料
http://www.soumu.go.jp/s-news/2004/040930_5.html
(津田 啓夢)
2004/09/30 20:38
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