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ドコモの「いまどこサービス」、56,396人分のPHS番号が流出

 NTTドコモは、PHSで提供している「いまどこサービス」のシステム保守業務を委託している会社において、ユーザー情報が含まれているパソコンが盗難にあったことを明らかにした。同社では、現時点で流出したユーザー情報を不正使用された事実は確認されていないとしている。

 今回の事件は、ドコモがPHSサービス向けに提供している「いまどこサービス」のシステム保守業務を委託している会社の再委託先の会社が窃盗被害に遭ったことに端を発する。9月6日の深夜から7日早朝にかけて、再委託の会社に鍵を壊して窃盗犯が侵入し、現金とともに「いまどこサービス」のログが含まれたノートパソコンも盗まれた。なお、ドコモでは業務委託先と再委託先の会社双方と秘密保持契約を結んでいるとのこと。再委託先の会社は9月7日時点で警察に被害届を提出している。

 盗まれたノートパソコンに含まれるユーザー情報は、「PHS番号」および「位置検索パスワード(位置検索時に利用する暗証番号)」情報110件と、「PHS番号」および「契約者氏名」情報29件、「PHS番号」および「緯度経度」情報125件。このほか、PHSの電場番号単独情報が56,396件含まれるが、ドコモではこの情報については「不正に使用される恐れがほぼないと思われる」としている。

 なお、流出情報には、現在契約しているユーザー情報のほか、解約されたユーザーの情報も含まれている。同社では、今回のようなログの記録保持期間などは契約上定めていない。

 流出した情報は、英数字の羅列によるログ形式で、パスワードによるセキュリティ対策が施されているが「位置検索パスワード」などには暗号化処理は行なわれていないという。ただし、同社広報部では、「英数字の羅列による情報で、それが何の情報か表示していない。一見してパスワードはわからないのではないか」としている。

 ドコモでは、「契約者氏名」が含まれていたユーザー29名と、「位置検索パスワード」が含まれていたユーザー110名に対して個別に電話連絡を行ない、情報漏洩のお詫びとともに、第3者に悪用された場合の対応なども説明する。万が一、悪用された場合ことがわかった場合は返金処理などを行なうとしている。また、再委託先の企業との取引についても今後も継続して行なう。これは、今回の情報漏洩が鍵を壊れて侵入されたケースだからだという。

 なお、同社ではユーザーからの問い合わせ先窓口を設置。受付電話番号は、「0120-808-660」で、平日9時~19時、土日祝日9時~17時まで受け付ける。期間は9月22日~10月20日。



URL
  ニュースリリース
  http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/04/whatnew0921b.html


(津田 啓夢)
2004/09/21 22:25

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