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NTTドコモは、複数の周波数帯に対応可能な高効率電力増幅器の基盤技術を開発した。詳細は、9月23日に徳島大学で開催される電子情報通信学会ソサイエティ大会で発表される予定。
今回開発に成功したのは、複数の周波数帯を1つでまかなえる高効率電力増幅器の基盤技術。デュアルバンド、トライバンドといった複数の周波数帯に対応する携帯電話は、従来、それぞれの周波数帯に対応する複数の電力増幅器が必要となり、回路規模が大きくなるため小型化が難しかった。ドコモではこの問題を解消するために、ナノテクノロジを応用したマイクロマシン技術を使ったMEMSスイッチを用いた電力増幅器を開発。実験では。900MHz帯と1900MHz帯で、いずれも1W以上の出力を達成した。
なお、今回の新技術についてドコモでは、「ただちに実用化できるものではなく、今回は900MHz帯と1900MHzで成功しただけ。周波数帯も重要ではない」としている。同社では電力増幅器の小型化、安定化を図り、今後の実用化を目指す考えだ。
■ URL
ニュースリリース
http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/04/whatnew0921a.html
(津田 啓夢)
2004/09/21 18:26
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