丸紅テレコムは、ネオテクノと共同で企画・開発をしたNTTドコモのiモード端末につながるバーコードスキャナ「モバイルアイスキャナ」を4月中旬より発売する。主に業務用途向けに、実売3万円以下で販売予定。
モバイルアイスキャナをiモードに接続すると、iモードの自動操作が行なえる。たとえば何らかのバーコードをスキャンしたとき、自動的に特定のiモードサイトに接続し、そのサイト上のフォームにバーコードのナンバーを入力することなどができる。丸紅テレコムでは、在庫管理などの業務での使用を見込んでいる。
自動操作はiモード端末のキーボード接続機能を利用するもので、あらかじめ設定されたマクロにしたがって、カーソルや決定キーなどの操作をモバイルアイスキャナが行なう。マクロの設定は、専用のバーコードを読み込んで行なったり、パソコンに接続して行なえる。
本体にはスキャンしたデータを一時的に保存する16KBのメモリが内蔵されていて、iモード圏外でデータを採取し、後で転送することもできる。対応するバーコードはJAN-13/-8、NW7、CODE39で、読み取り幅は接触時に47mm。単4アルカリ電池2本で約6000回スキャン可能。本体の大きさは95×60×19mmで重さは150g。iモード端末に接続するためのケーブルが付属する。パソコンに接続するキットは別売り。
対応端末はiボードに対応するもので、P、D、N、Fの209、502、503、821シリーズとR209i、ER209i、エクシーレIIなど。
・ 丸紅テレコム
http://www.mtc.co.jp/
・ ネオテクノ
http://www.neotechkno.co.jp/
(白根 雅彦)
2001/03/29 21:39
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