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防犯ブザー機能などを搭載した新型「ぴぴっとフォン」

 トヨタ自動車、DDIポケット、京セラの3社は、防犯ブザー機能などを搭載し、Eメールも利用できるようになったPHS端末「ぴぴっとフォン(AP-K303T)」を9月4日より発売する。全国の「トヨタのケータイSHOP PiPit」を中心に取り扱われ、8月下旬より予約受付が開始される。

 今回発売される「ぴぴっとフォン(AP-K303T)」は、子供や高齢者の利用を想定したPHS端末。2002年6月に発売された「AP-K301T」の後継機種となる。親しみやすいデザインとわかりやすいインターフェイスが引き続き採用されたが、ボディデザインはストレートさをアピールする仕上がりとなっている。

 従来機は、累計販売台数が13万台に達したとのことだが、これは法人からも評価された結果とのことで、今回は新たにEメールおよびライトメールが利用できるようになっている。このため、従来は発話や終話など5つのボタンしか用意されていなかったが、「AP-K303T」ではメールを作成できるようにテンキーを装備。普段はフリップに覆われており、通話先を選択する3つのボタンと発話・終話ボタンだけで発受信できる。

 メールアドレスの設定は、従来のH"端末同様に専用画面にアクセスして設定する。ただし他のH"向けコンテンツは利用できない。またEメール関連では、使いすぎを防止できる機能が用意されるほか、最大75KB(最大20ファイル)までの添付ファイルもやり取りできる。送信できる文字数は最大全角1,000文字相当、受信できる文字数は最大全角10,000文字相当となる。

 大きな特徴として、防犯ブザーを背面に装備。スライドスイッチが設けてあり、電源OFFの状態でもスイッチを引くだけでブザーが作動する。スライドスイッチは、ストラップホールと連動する形になっているとのことで、もしストラップを装着していれば、ストラップをひっぱるだけでもブザーを鳴らせるようになっている。

 さらに防犯ブザーと連動した機能として、あらかじめ登録した電話番号に自動的に発信する緊急コール機能「ぴぴっとコール」も用意されている。最大3カ所まで電話番号を登録できるようになっており、ブザーが作動すれば自動的に電話がかかるようになっている。もし相手が圏外や通話中などで繋がらない場合は、次に登録された連絡先に発信し、繋がらなかった連絡先には5分後に再度コールするようになっている。このほか、位置情報サービス「ここだよナビ」にも対応している。

 ディスプレイは、96×63ドットの白黒液晶。大きさは約47×121×18.3mmで、重さは約89g。連続通話時間は約8時間で、連続待受時間は約700時間。ボディカラーはアクアブルー、ピュアホワイト、ミルキーピンクの3色。



URL
  トヨタ自動車 ニュースリリース
  http://www.toyota.co.jp/jp/news/04/Aug/nt04_0802.html
  DDIポケット
  http://www.ddipocket.co.jp/
  京セラ ニュースリリース
  http://www.kyocera.co.jp/news/2004/0703.html
  商品概要
  http://gazoo.com/pipit/pipitweb/index.asp?id=40

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(関口 聖)
2004/08/02 14:47

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