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富士通、複数ユーザーとトランシーバーのように話せる技術
富士通研究所と富士通は、携帯電話網や無線LANを利用して、複数の相手と同時に音声通話できるパケット通信技術「ユビキタストランシーバ技術」を開発した。
「ユビキタストランシーバ技術」は、携帯電話網や無線LANなどを利用してIP網でトランシーバーのような音声通話が行なえるもの。この技術は、PoC/W(Push-to-talk over Cellular/Wireless)と呼ばれ、異なる地域にいる複数のユーザー間で、パケット通信による音声通話が可能となっている。
富士通では、パケット通信による音声通話の遅れなどを検知し、音声品質を自動的に最適化する音声データ処理技術を新開発。ユビキタストランシーバ技術では、メンバーの状態管理やメンバー間での話者権の管理、通知などPoC/WサービスのプロトコルにSIP/SIMPLEを採用する。音声データは圧縮して転送され、応答性能を高めている。
同社では、今回の技術をまず法人向け機器に適用し、業務ソリューションやコンシューマー向けに展開する計画。今後、携帯電話のサポートも検討するとしており、2004年度中にも製品化を行なう予定。なお、同技術は7月7日から東京国際フォーラムで開催される展示会「富士通ソリューションフォーラム2004」で紹介される。
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URL
プレスリリース
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2004/06/29-2.html
(津田 啓夢)
2004/06/29 18:07
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