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マインドストームを遠隔操縦

 MARS EXPLORATIONとそのコントローラー。写真のデモ機にはLEGO CAMではなく、市販の無線カメラが搭載されている。もちろん、写真とは違う機体を製作することも可能。
 レゴはマインドストームシリーズの新しい拡張キット「EXPLORATION MARS」(英語版)を4月29日に発売する。価格はオープンプライス。

 マインドストームシリーズはレゴブロックにコンピュータとモーター、センサーを組み合わせ、ロボットを作れるようにしたもの。その基本セットである「Robotics Invention System(RIS)」ではPCで組んだプログラムをレゴ側のマイコンに転送し、自律型ロボットを作ることができる。現在、日本語解説書付きの英語版RISが国内で販売されている。

 EXPLORATION MARSはRISのための拡張キット。追加のレゴブロックとアドオンソフトが入っており、従来のRISや拡張キットでは作れなかった遠隔操縦型のロボットの製作が可能となる。遠隔操縦はプログラムの転送と同じUSB接続の赤外線通信装置を用いた無線方式で、有効距離は4m程度。複数のRISが有効距離内にいると、混線する恐れがあるので、対戦ロボット競技などに使うことはできない。


 MAR EXPLORATIONの操縦時の画面。操縦はカーソルキーかマウスで行なう。写真は火星のジオラマを走行中のもの。
 また、今秋にはUSB接続のPCカメラにもなる「LEGO CAM」が付属する「VISION COMMAND」という拡張キットも発売される。VISION COMMANDとEXPLORATION MARSは、組み合わせることでカメラ画像を見ながらロボットを遠隔操縦することが可能となる。ただし、カメラは有線接続(ケーブル長5m)。

 さらに、今年12月にはRISの新バージョンRIS 2.0がマインドストームシリーズ初の完全日本語版として、世界に先駆けて発売される予定。RIS 2.0では遠隔操作時に複数のRISが混線する問題が解決される。



お問い合わせ先
  メディアファクトリー カスタマーセンター
  Tel: 03-5469-4880
 


URL
  レゴ マインドストームのホームページ(英文)
  http://www.legomindstorms.com/


(白根 雅彦)
2000/04/25 17:11

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