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英CSRは、Bluetooth 1.2の拡張規格である「Bluetooth EDR（Enhanced Data Rate）」に対応した新型チップセット「BlueCore4」を発表した。 今回発表された「BlueCore4」は、Bluetooth 1.2の拡張規格「Bluetooth EDR」に対応したチップセット。「EDR」は、オランダ・アムステルダムで開催されているイベント「Wireless Connectivity World」で明らかにされた新規格。現時点ではまだプロトタイプとのことだが、従来の最大712kbpsという転送速度に比べて、EDR対応であれば最大2.1Mbpsと約3倍にまで高速化される。たとえば1MBの画像を転送する場合、従来は12秒かかっていたところがEDRであれば4秒で済むという。Bluetooth 1.1および1.2と互換性を保っているほか、従来よりも消費電力が抑えられるという。 「BlueCore4」を搭載する機器は、Bluetooth対応になるだけではなく、EDRにもあわせて対応することになる。「BlueCore4」は標準通信方式であるGFSK（Gaussian Frequency Shift Keying）方式の代わりに、PSK（Phase Shift Keying）方式が採用されている。 同チップセットは、外部フラッシュメモリ用の「BlueCore4-External」と、マスクROM用の「BlueCore4-ROM」の2種類が提供される。「BlueCore4-External」のサンプル出荷は既に開始され、9月には製品版が登場するという。一方の「BlueCore4-ROM」のサンプル出荷は2004年第3四半期に開始され、量産出荷は2004年第4四半期になる見込み。 なお、Bluetoothの規格を策定しているBluetooth SIGでは、「EDR」の規格が今秋にも確定し、対応製品が2005年にも利用できるようになるとの見通しを明らかにしている。 ■ ＵＲＬ ニュースリリース（CSR） http://www.csr.com/pr/pr172j.htm ニュースリリース（Bluetooth SIG、英文） http://www.bluetooth.com/news/sigreleases.asp?A=2&PID=1292&ARC=1&ofs= （関口 聖） 2004/06/10 19:48 | ||||||
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