鷹山(YOZAN)は25日、2003年度の決算を発表した。
今回発表された決算によれば、売上高は85億1,100万円で、営業利益がマイナス48億8,300万円、当期純利益はマイナス52億8,000万円となった。なお、この数値は子会社1社を含む連結ベースとなる。同社の決算は、今回が初めての連結決算となるために前期と比べた数値が記載されていない。連結対象となる子会社は、3月末で解散したYOZAN IP ネットワークスとなっている。
前期成績と比較できる鷹山単体の決算によれば、売上高が85億1,100万円で、前期比53.5%増となったものの、営業利益はマイナス48億8,300万円で前期より約24億円減少。そして当期純利益はマイナス52億8,000万円という結果になった。
同社では、アステルブランドのPHSユーザーが減少していることなどを赤字の要因と分析。また課題としてアステル各社がサービス終了していることを挙げて、対応策としてDDIポケットとの業務提携を推進し、PHSサービスの利便性向上によって収益構造が改善されるとしている。また、PHS網を利用する据置型端末の準定額音声通話サービス「ボイススポットフォン」については、今後も開発を続け、マーケット開拓をはかる考えだ。
■ URL
鷹山
http://www.yozan.co.jp/
(関口 聖)
2004/05/25 21:42
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