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ボーダフォンは、ICカード機能を搭載したメモリカードにより非接触インターフェイスを実現する携帯電話端末を試作したと発表した。 今回試作された端末は、ICカード機能を搭載したメモリカードを、非接触通信に対応した携帯電話端末のカードスロットに装着することで、非接触ICカードの通信・サービスに対応できるというもの。メモリカードを差し替えることで複数の非接触ICカードのサービスが受けられるほか、機種変更などの際にも以前使用していたメモリカードを差し込むだけでサービスを継続できる。また、対応したスロットを装備すれば、パソコンやPDAなど、携帯電話以外の機器へも応用が可能という。 試作機はシャープとの共同開発で、J-SH53をベースに試作機が製作された。同社によれば、同試作機のカードスロットはSDメモリーカードと互換性を持つが、規格は暫定的なものとのことで、将来的には違うサイズのメモリカードが採用されることも考えられる。 今回試作されたICカード機能搭載のメモリカードは、交通分野での利用を想定したJICSAP2.0仕様、金融・公的分野での利用を想定したISO 14443 Type B仕様の2種類が用意され、日立の協力を得て開発が行なわれている。 なお、5月11日より東京ビッグサイトで開催される「ビジネスショウ TOKYO 2004」の同社ブースにて、同試作機を用いてデモンストレーションが行なわれる予定。 ■ ＵＲＬ ニュースリリース（PDF形式） http://www.vodafone.jp/japanese/release/2004/040506.pdf （太田 亮三） 2004/05/06 16:19 | ||||||
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