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廣済堂とパナソニックシステムソリューションズは、電子書籍端末「ΣBook」を活用して、貴重な資料の電子書籍化などを行なう図書館向けサービスの試験運用を開始した。
今回発表されたサービスは、各図書館が所蔵する貴重な資料を電子書籍化して「ΣBook」で手軽に閲覧できるようにするもの。廣済堂が資料のデジタル化やΣBook用データの作成、それらを活用する事業モデルの構築などを手掛ける。またパナソニックシステムソリューションズは、ΣBookの生産・販売のほか、デジタル化された資料の不正利用を防止するライセンス事業、ΣBook向けコンテンツ販売サイトを運営する。
両社では、今回の事業を通じて図書館においてΣBookの閲覧が行なえるようにしたり、インターネット経由でのコンテンツ販売、さらに大学内の資料を学外に提供する流通モデルなどの構築を進めていくという。
まずは早稲田大学図書館と協力し、江戸時代の「釈迦八相倭文庫(しゃかはっそうやまとぶんこ)」と、大正7年に刊行された樋口一葉の「たけくらべ」をデジタル化。4月22日より東京ビッグサイトで開催されるイベント「デジタルパブリッシングフェア2004」で、実物とΣBookが展示される予定。なお、同図書館における試験運用を経て、他大学の図書館などへアプローチしていく。
■ URL
ニュースリリース
http://www.kosaido.co.jp/topics/20040412.html
(関口 聖)
2004/04/22 17:25
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