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インテルは、携帯電話・PDA向け新型モバイルプロセッサ「インテル PXA27x プロセッサ・ファミリ」を発表した。同時に、マルチメディア・アクセラレータ「インテル 2700G マルチメディア・アクセラレータ」も発表された。いずれも2004年第2四半期に量産が開始される予定。 今回発表された「インテル PXA27x プロセッサ・ファミリ」は、開発コードネーム「Bulverde」と呼ばれていたプロセッサで、「インテル ワイヤレスMMX テクノロジ」を採用した最初の製品。動作周波数は312MHz～624MHzで、32MBもしくは64MBの「Intel StrataFlash メモリ」を搭載可能。 「インテル ワイヤレスMMX テクノロジ」は、XScale技術にMMXとSSEの整数演算機能を組み込んだもので、ワイヤレスMMX命令を使用したプログラムは音楽ファイル、動画ファイルなどの処理が高速化される。同プロセッサには「インテル モバイル・スケーラブル・リンク」も搭載される。これは最大毎秒416Mbitの転送速度を実現し、アプリケーションの応答、全体の性能が向上するという。カメラ付き携帯電話などに向けた「インテル クイック・キャプチャ・テクノロジ」も搭載され、最大400万画素の静止画撮影に対応する。「ワイヤレス Intel SpeedStep テクノロジ」も搭載され、CPUに対する負荷に応じて、プロセッサの消費電力と処理性能を調整する。 一方、「インテル 2700G マルチメディア・アクセラレータ」は、「インテル PXA27x プロセッサ・ファミリ」に最適化されたマルチメディア・アクセラレータ。動画や静止画再生機能を搭載し、VGAディスプレイ上でDVDと同等の品質の動画を再生可能という。MPEG-2、WMVなどさまざまな動画形式をサポートする。SXVGAまでのデュアルディスプレイ機能も搭載され、ミラーリングによりプレゼンテーションなどのビジネス用途にも対応できるという。 ■ ＵＲＬ ニュースリリース http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press2004/040412.htm （太田 亮三） 2004/04/12 15:53 | ||||||
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