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日本通信、“通信電池”をコンセプトにした「b-mobile ONE」

b-mobile ONE

同梱するPHSデータ通信カード
 日本通信は、PHSデータ通信カードを同梱し、無線LANスポットの利用料や、手軽に無線インターネット接続を行なえるソフトなどをワンパッケージにしたプリペイドサービス2製品「b-mobile ONE 6カ月パッケージ」「b-mobile ONE 1年パッケージ」を4月20日に発売する。価格はいずれもオープンプライスとなるが、店頭価格は、6カ月版が55,500円前後、1年版が94,500円前後となる見込み。

 「b-mobile ONE」は、本多エレクトロン製のCF型PHSデータカードに、6カ月および1年分の無線LANスポットとPHSデータ通信料、インターネット接続料、手軽にインターネット接続を行なえるソフト「b-Access ONE」などをワンパッケージにしたもの。利用期間中は無線LANスポットは使い放題となるが、無線LANを利用する場合は、無線LAN機能内蔵パソコンか別途無線LANカードを用意する必要がある。Windows XP対応。

 無線LANスポットは、無線LANサービスを行なう各事業者の国内約3,000箇所のスポットが利用できる。PHSデータ通信はDDIポケットの卸売り回線を利用し、下り最大32kbpsの電波を4波同時に利用するマルチリンクパケット通信に対応する。

 また、専用ソフト「b-Access ONE」では、無線LANとPHSの2つの異なるネットワークを一括してコントロール可能で、同ソフトを起動することで利用した場所での電波情況の確認、インターネット接続できる。さらに、「ユーザー定義機能」を設定することで、社内無線LANや家庭の無線LANにもワンクリックで接続することも可能。

 なお、パッケージには通信時の体感速度を向上させるWebアクセラレーターやPCカードアダプタなども付属する。今後、更新ライセンスなども発売する予定。

 同社では、「b-mobile ONE」について、「Windows XPを搭載したノートパソコンの“通信電池”。電池で一定量の電気がどこでも利用できるように、通信電池で一定期間のワイヤレス通信がどこもでも利用できる」とアピールしている。

 このほか、CFカード型の定額制PHSデータ通信カード「b-mobile U50C2」も4月20日に発売する。従来のU50Cと同様に、32kbpsのシングルリンクパケット通信とWebアクセラレーターで体感50kbpsのデータ通信が可能。利用期間は1年間で。PHS利用期間の4日分を使うことで、無線LANスポットを1日利用できる。

 価格はこちらもオープン価格となるが、店頭価格は52,500円程度になる見込み。


b-mobile U50C2


URL
  プレスリリース
  http://www.j-com.co.jp/news/release/0403.html


(津田 啓夢)
2004/04/08 17:49

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