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グレースノート、携帯で音声による曲名検索技術を世界展開

来日した社長兼CEOのクレイグ・パーマー氏(左)と、チーフテクノロジーオフィサーのタイ・ロバーツ氏(右)
 米グレースノートは、携帯電話を利用した曲名検索技術「Mobile MusicID」の世界展開を発表しているが、同社の社長兼最高経営責任者(CEO)クレイグ・パーマー氏が来日し、同サービスの今後の展開について説明を行なった。

 「Mobile MusicID」は、1月に行なわれた「2004 International CES」で発表された、「MusicID」を利用した曲名検索技術。「MusicID」は、同社とフィリップスリサーチによるフィンガープリント技術により、楽曲の波形を分析して固有のIDを生成し、CD、MP3、ラジオといった媒体に依存することなく楽曲を認識できる技術。同技術は「Mobile MusicID」のみならず、同社が提供を予定するソフトウェアやさまざまなサービスに対応する予定。

 現在データベースに登録されている「MusicID」は400万曲で、うち100万曲が邦楽とのこと。今後も順次追加していく予定で、同社が提供する世界最大規模のCDオンラインデータベース「CDDB」同様にユーザーが「MusicID」を追加することもできるという。携帯向けの「Mobile MusicID」を利用したサービスでは、携帯電話から特定の番号にダイヤルしマイクに曲を聞かせることで、検索結果が音声とメッセージでアナウンスされる。

 現在、スペインの通信キャリアAmena向けに「Mobile MusicID」を利用したサービスが開始されているほか、韓国でもKTF向けに春から同技術を利用したサービスが開始される予定。日本での展開も予定しており、現在複数の企業と交渉中とのこと。海外では今のところ音声通話とSMSサービスを利用した形態だが、技術的にはアプリを使用したサービスも可能。検索結果と着メロのダウンロードをリンクさせるなどの展開が考えられるという。

 来日した社長兼CEOのクレイグ・パーマー氏は「ユーザーは、いままでは曲を集めるのに熱中していたが、これからは綺麗に整頓し好きな曲を好きな順で聴きたいというニーズが出てくる」とし、媒体に依存しない「MusicID」技術の有用性をアピールした。



URL
  グレースノート
  http://www.gracenote.com/gn_japan/

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(太田 亮三)
2004/03/03 13:49

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