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バンダイネットワークス、モノリス、イーバレーの3社は、複数の静止画から動画を生成できる新技術「FrameFree(フレームフリー)」について、携帯電話への搭載に関する提携を結んだと発表した。
「FrameFree」は、複数の静止画をベースに動画を生成できる技術。モノリスが2001年にパソコン向けとして開発しており、今回3社では携帯電話上で2枚の静止画から動画を生成することに成功したという。同技術では、最初の場面を撮影した静止画と最後の場面となる静止画を解析して、中間部分をピクセルレベルで自動的に計算し、出力する。一般的な動画データでは各コマを連続再生する形となり、フレームレートが画質の重要な指標となるが、中間部分を自動計算し、即時に再生する「FrameFree」ではフレームという概念は存在せず、各場面において自由にズームすることもできるという。「FrameFree」で生成された動画を再生すると、いわゆるモーフィングのような形となり、従来の動画に比べてファイルサイズを小さくできることも特徴の1つとなっている。
バンダイネットワークスによれば、同技術はJava、およびBREWに対応しているとのこと。3社では今後、携帯電話事業者に働きかけて、出荷時に同技術がプリセットされることを目指していくほか、バンダイネットワークスでは同技術対応のコンテンツ配信を行なっていきたい考え。たとえばショッピングサイトにアクセスしてサーバー側から数枚の静止画を受信するだけで、チェックした商品を360度回転させて確認できるようにするといった利用シーンが想定されている。
■ URL
バンダイネットワークス
http://www.bandai-net.com/
モノリス
http://www.chocomo.com/
イーバレー
http://www.eValley.co.jp/
(関口 聖)
2004/02/12 15:09
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