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タカラ、大陽工業、インデックスの3社は、共同開発したリモコン操縦型ロボット「DREAM FORCE 01」を、今秋発売すると発表した。
DREAM FORCE 01には、基本となる「DREAM FORCE 01 ラジオコントロールタイプ」(仮称)、携帯電話からコントロールするためのモジュールを追加したモデル「DREAM FORCE 01 携帯電話(JAVA対応)タイプ(仮称)」、金属フレームを利用したマニア向けのリモコン操縦モデル「DREAM FORCE 01 Pro」(仮称)の3タイプがあり、価格はそれぞれ4万9800円、7万9800円、9万8000円となる見込み。
DREAM FORCE 01シリーズは、自律的に動作するソニーの「AIBO」やバンダイの「BN-1」とは異なり、人間が無線操縦して動作させるタイプのロボットで、ラジオコントロールタイプとProタイプではラジコンと同じようなコントローラを使用するが、携帯電話タイプではJavaに対応した携帯電話からネットワーク経由でDREAM FORCE 01を操作することもできる。
タカラではDREAM FORCE 01について、球技や格闘技などの競技を行なったり、携帯電話で遠隔操作するDREAM FORCE 01を介してコミュニケーションをとるなど、「ロボットが動くだけで楽しい」から一歩進んだ楽しみを消費者に与えたいとしている。
形状は人型で、移動時は実際に歩行するのではなく足の裏の車輪を使うが、足踏み動作とともに足の裏の車輪部分が上下するようになっており、一見すると歩行しているように見える。左右の車輪の動作速度を調整することで直進・旋回・超信地旋回などの動作が可能で、ユーザーは戦車のラジコンと同じように、左右の車輪の速度を操作して移動させる。
腕部は左右の腕を交互に繰り出すように動作し、手は物がつかめるようになっている。腰部は左右方向と前後方向に回転するが、前傾姿勢になっても本体が倒れたりしないため、腰を目いっぱい前傾させれば地面に落ちている物を拾うこともできるという。
携帯電話タイプでは、インデックスが開発した「Mobile Accessible Remote-control System」というシステムを搭載する。同システムでは、Javaに対応した携帯電話がまずインターネット上の専用サーバーに接続し、そこを経由して指令がDREAM FORCE 01に内蔵されたモジュールに送られる。このモジュールは、ロボット本体に装備されたCFカードもしくはPCカードといった汎用のスロットにPHSカードなどを挿すことでインターネットに接続でき、ネット経由で送られてきた指令でロボットを動作させたり、過去に受けた指令を蓄積して動作を最適化させられる。インデックスではDREAM FORCE 01の通信モジュールのサイズを、名刺サイズにまで小型化して実装するとしている。なお、現在のところiアプリへの対応を想定しているが、J-フォンのJava端末への対応もありうるという。
Proタイプは金属フレーム採用しており、プラスチック製ボディーのラジオコントロールタイプに比べ、よりマニア向けに設計されている。詳細はまだ決定していないが、組み立て式で販売される可能性もあるという。
大きさは350×180×140mm(高×幅×奥)で重さは1.4kg。6Vの充電電池により、連続約15分の動作が可能。
タカラではDREAM FORCE 01向けに各種オプションパーツも用意する。オプションパーツとしては5000円程度の付け替え用の腕部から、5万円程度のCCDカメラ内蔵の頭部などを予定している。携帯電話タイプでは、カメラで撮影した画像をネット経由で画像をコントローラに送信することもできるという。
なお、タカラでは今後、毎年1モデルくらいの割合で、ユーザーからのフィードバックや技術革新を盛り込んだ新しいDREAM FORCEを商品化していきたいとしている。
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携帯電話タイプは、ラジオコントロールタイプとデザイン的には同じになる予定。ただし、発表会時点ではまだ携帯電話タイプは完成しておらず、右の写真は「携帯電話を利用してリモートで晩酌の相手をする」というイメージを再現したもので、実際に携帯電話から操作しているわけではない。
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発表会で展示されたモデルには、手の開閉のほかにも、手首を軸とした方向の回転(ロール回転)もできる右腕が装着されていた。左腕は取り外しが可能。ミニプラグで電源を供給するようにデザインされていた。製品版は異なる仕様になる可能性があるが、子供でも簡単にパーツを交換できるようになるとのこと。
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左の写真はDREAM FORCE 01シリーズのベースとなった「FiGHBOT」。右の写真はDREAM FORCE 01 Pro。Proタイプのデザインは正式ではない。なお、詳細は東京おもちゃショーで発表される。
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ラジオコントロールタイプの足(左)とProタイプの足(右)。ボディーのデザインもさることながら、足回りもかなり異なることがわかる。Proタイプでは、旋回がスムーズになるように、つま先とかかと部分に左右方向の車輪がついている。
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Proタイプ同士の格闘イメージのムービー(QuickTime 1MB)。右の機体が最初に飛び道具を発射し、それから歩き出す。左側の機体は、被弾すると装甲が飛び散るようになっている。
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■ URL
タカラ
http://www.takaratoys.co.jp/
大陽工業
http://www.taiyo-toy.co.jp/
インデックス
http://www.indexweb.co.jp/
(白根 雅彦)
2001/01/30 20:26
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