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NTTドコモは、米通信事業者AT&T Wireless Serviceとの間で結んだ投資契約上の権利「事前通知権」を当分の間行使しないことで合意した。 NTTドコモは、米A&T Wirelessに対し出資しており、現在16％の株式を保有している。今回の発表は、この出資時の契約書で結ばれた「事前通知権」をドコモ側が一時的かつ限定的に行使しないとしたもの。「事前通知権」は、AT&T Wirelessの株式売買などによって、ドコモが保有する16％の株の保有率が変更されるような場合に、ドコモ側は事前にその通知を受けられる権利のこと。 なお、AT&T Wirelessについては、現在複数の企業が買収に乗り出していると報道されており、その中にはドコモの名前も挙がっている。 ドコモによれば、事前通知権の留保は、AT&T Wireless側の「（買収などの案件に）手を挙げるのならば、事前通知権を行使しないで欲しい」との申し入れを受けたものだという。事実上、同社がAT&T Wireless買収に乗り出した形となるが、広報部では「売ることも買うことも、まだ何も決まっていない」とするに留まっている。 また、権利を留保した理由についても「投資案件の公正さと透明性を保ち、幅広い選択肢を確保するため」としている。 ■ ＵＲＬ プレスリリース http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/04/whatnew0127.html （津田 啓夢） 2004/01/27 16:17 | ||||||
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