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KDDIと杏林大学医学部の林潤一教授は、携帯電話を使った健康診断結果の閲覧システムを共同開発した。これに伴って杏林大学側では新会社を設立する見込み。 今回のシステムは、健康診断の結果など数値化されたデータをJavaやBREWといったアプリケーションを介して携帯電話上でグラフ表示して閲覧できるというもの。数値データを配信するためのミドルウェアを開発し、過去の診断結果からの変化をグラフ表示することも可能となっている。 KDDIでは、社内の一部で今回のシステムのトライアル運用を開始しており、検証を行なった上で今後ソリューション提供したい考え。まず、企業に健康診断サービスを提供する医療法人などへの展開が想定されており、利用する医療法人の健康診断を受けた企業の社員は、自分の診断結果や健康状態を端末上で把握できるという。 また今後、将来の病気予測や薬の服用時間通知、電子カルテとの連携や食事療法などの情報配信機能も追加される見込み。さらに、預金残高の変化のグラフ表示といった健康診断以外の個人データ配信についても検討していくという。 健康診断結果は、従来より電子カルテなどでパソコン向けに提供されてきたが、KDDIでは携帯電話上でいつでもどこでも閲覧できる点をアピールしている。また、今回のシステムによるペーパーレス化で、医療費の削減にもつながるとしている。 ■ ＵＲＬ プレスリリース http://www.kddi.com/corporate/news_release/2004/0113a/ （津田 啓夢） 2004/01/13 17:18 | ||||||
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